家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ナンキンハゼ剪定

2010-03-23 07:57:20 | Weblog
毎年恒例の実家のナンキンハゼ剪定をした。

去年エンジンチェンソーを使ったら少しパワーが有り過ぎた。

今年は電動チェーンソーにした。

ソーチェーンを新品に交換してから臨んだので切れ味は抜群だった。

隣家のお姉ちゃんが帰宅した折

「あれ?今年は業者を入れたのかと思った」

地下足袋姿で腰にナタを付けている私の出で立ちが、あたかも業者然としているらしかった。

まずは下に何も無い無難な箇所の切り落としをした。

次に隣家の車の上。

車に当たらないように気をつける。

そして道路側。

最も気を使う。

車の途切れた瞬間を狙って切り落とす。

切り落とした枝を集めて更に小さな枝にする。

ここで私のナタが物を言う。

スパッスパッ と切れ味も鋭く枝を払う。

手際良く作業が出来るのは、もう3年もこのようなことをやっているから。

「そんなに太いのまで切れるんだね」と母が言う。

まるで母に誉められたようで気持ちが良かった。

「信号機で停まった車の中から見ている人たちも業者のナタはよく切れると言っているよ、きっと」と言って笑った。

ナタで枝を払うのは枝切りバサミよりも早い。

勿論電動チェーンソーなんて必要ない。

ヴィッツに積み込んだ枝は、さながら大きな大きな鳥の巣のようだった。

春野に到着して枝を山に捨てた。

ほんの5分で終わった。