家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

晴天の山梨

2011-11-15 06:55:06 | Weblog
「朝食は7:40からで館内放送します」とのことだ。

岩風呂は6:00から6:30まで。

大急ぎで岩風呂に入った。

「岩風呂?」

「絵じゃネーカ」

すぐに出て、そのまま露天風呂へ。

おや混浴だ。

夫婦で入っている。

「大丈夫。女性は何か着て入っているから」

何が大丈夫なのかは自分自身でも不明だが安堵感はあった。

自分は隠さなくてもOKだが見たくないということか、まあいいや。

鉄分の多い温泉で、まるで赤錆の中に入っているようだ。

露天は星空もいいが景色がはっきり見えるのもよい。

徒歩10分と書かれた看板を見て妙蓮の滝を見に行った。

片手に濡れたタオルもう一方はカメラを持って涼しい川風の中を浴衣のまま歩きにくい旅館のサンダルで滝を目指す。

途中で川原に降りるし急勾配の鉄製階段や歩幅を無視して造った木製階段を通っての歩行だ。

到着すると絶景の眺めであった。

この旅館には来なくてよいが、この滝は、また見に来たいと思った。

さて増穂にある造り酒屋の春鶯囀(しゅんのうてん)に寄った。

http://www.shunnoten.co.jp/index.htm

時間前に開けてくれて中に入ると私好みの店内でとても嬉しくなった。

奥の部屋に案内されて酒を仕込むときの水で出したコーヒーをいただいた。

美味しいコーヒーを飲みながら、そこで合流したジャガーO氏の話を聴く。

むかつくほど楽しそうな当たりクジの話。

聞いていられないが聞いてみたい。

同じく合流したロマックスK氏も加えて6台でのツーリングとなった。

スーパーセブンS氏の先導で赤沢宿へ。

許しを得て他人の庭を通り干された洗濯物の横を抜けて宿場の雰囲気を味わった。

南アルプスがきれいに見えた。

ここを通って身延山にお参りした昔の人々は、この景色を見て空気を味わって彼らの旅を満足したのだなと分かる。

それは今になっても同じように感激できる自然の心地よさなのだ。

帰り道の途中で富士インター組と富士川SAスマートインター組に分かれた。

私の組はロードスターO氏の先導だ。

道の選択は正しかったが開かずの踏切がある事は、どのナビにも出ていない。

若干の課題を持ち「ただいまー。楽しかったよー」と言って無事帰宅できた。

頼まれていた渋柿を3袋妻に渡した。

あまりにも多くの楽しさが湧き出してきて何から伝えてよいものか分からなかった。