Chinaの新幹線網がチベットまで到達したようです。それもインドとチベットの国境すれすれだそうです。何とも恐ろしい。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。新幹線網をまだ諦めてないとは宮崎さんが書いてくれていましたが、チベットとは恐れ入りました。
「青蔵鉄道」と新幹線と二重になったということにChinaへの恐怖を感じます。インドにとっては最悪の事態と言えるのじゃないでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)7月7日(水曜日)
通巻第6977号
中国、チベットとインド国境すれすれに新幹線を完成
ニンチ(四川省)からラサ433キロを時速160キロの「復興号」
7月1日、「川蔵鉄道」のラサ行き新幹線が開通した。
四川省ニンチという地方都市から9つの駅、47のトンネル、121の橋梁を越えて、時速160キロの「復興号」は、433・ 5キロ先のラサを目指した。
ラサはチベットの首都、標高4000メートル。
このルートはインドのアンナチャル・ブレデッシュ州との国境に沿って計画されていたが、?地、山岳、峡谷がつづく高原とい う地理的環境から難工事だった。
「川蔵鉄道」の開通により、1000万トンを年間運べるという。ただしニンチから四川省の省都・成都へは、もっと難工事で 工期が遅れている。もし、成都からラサへ、新幹線が完成すれば、従来の48時間の鉄道旅は13時間に短縮される。
この川蔵鉄道の開通という事態にインドの警戒は尋常ではない。
イントと中国の国境は3488キロ。とりわけアンナチャル・ブレデッシュ州との国境では軍事衝突が絶えず、過去にも戦闘を繰 り返した犠牲者が夥しい個所である。
インド軍は、この川蔵鉄道を軍事力増強の一環として、兵站に活用される脅威と認識している。
すでに鉄道ファンには、青海省の西寧からラサをこえてシガツェまでに「青蔵鉄道」のほうが有名だ。酸素ボンベをつんで、四 千メートル?地を驀進するルートと、この度の南の新幹線ルートである。
このニュースを如何に聞かれたのだろうか。ダライ・ラマ猊下は7月6日に86歳の誕生日を迎えられた。
それにしても、Chinaの金はどこまで続くのでしょうか。新幹線網も出来ない日本に比べるとその差は何なのでしょう。
とは言え、そのChinaの新幹線網は保守も怪しそうなだけに何時まで動くのでしょうか。