戦前・戦中の教育が如何に素晴らしかったかをねずさんなどが教えてくれました。戦後の文科省の劣化を思い知らされます。
特に、正しい国家観と歴史観を持たせる教育でその劣化が一番激しいようです。と言うか、GHQや戦後利得者の目的が日本の劣化なのですから当然の結果でしょう。
宮崎さんが、その戦前の初等科散りの教科書の復刻版で解説をしてくれているようです。
歴史教育が地政学で教えられていたというこれもねずさんが教えてくれましたが、その中身に改めて驚かされます。
戦後教育で育ったので地理と歴史なんて全く違うものとして受け取っていたことを考えると、やはりこういう教育を受けたかったものです。
と言うか、これからの子供達に一日も早くまともな教育を受けさせてあげたいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)7月5日(月曜日)
号外
絶賛日発売中 (1870円)
文部省(解説=宮崎正弘)『復刻版] 初等科地理』(ハート出版)
──戦前戦中、いかに教科書で地政学のイロハを教えていたか!
https://www.amazon.co.jp/dp/480240123X/
この本の特徴は自虐史観、自国の歴史を暗く醜く描く戦後教科書と完全にことなる。
小学生の地理は地政学を教えていた
愛国教育が燃え、日本の国益を丁寧に説明した教科書である。
「内地」(朝鮮と台湾は「準内地」)と「外地」の地図
「大東亜共栄圏」の全体図を地政学的に戦略的に俯瞰、適確に地誌学的要点、その特質を教え込んだ。「外地」とは大東亜共 栄圏 の版図で樺太から満洲、千島列島から南太平洋、インドシナ半島をさした。
日本列島の地域特質、自然環境、地形、歴史的沿革をえがき、その基礎的思想は、「我が国土のすがた」は「海に陸にのびて ゆく 使命をはたすにふさわしい位置を占め、その形ものびのびと、四方に向かって手足をのばして進むようすを表しています」
「たぐいない国土に恵まれたわが日本は、神の生み給うた国」。
産業地図の俯瞰と地政学的ポイントが重要視され、たとえば次の記述がある。
「三浦半島の東岸にある横須賀は、名高い軍港である。東京湾の入り口を扼して、東京の防備上大切な位置を占め」
「相模湾岸の鎌倉は、三面に山をめぐらし、南に海をひかえ、この要害をえらんで、鎌倉幕府が開かれた」
河川の運搬の重要性、発電の応用も謳われ、たとえば、利根川について「沿岸には村や町が多く、道路や鉄道が、岸に沿い 川を 横切って四方に通じ、車馬の往来がにぎやかです。
川舟がさかんに上下し、荷物を運び、港が発達して、その水運は、もっぱら関東平野の交通上大切でありました」
そのうえで、戦略上、河川、橋梁、道路、鉄道、発電所が国防上重要と力説されている。
「呉は瀬戸内海にある軍港で海軍の工廠があって、広島とともに軍需品の製造がさかん」
「徳山には海軍の燃料廠があります」。戦後教科書で「国防上非常に大切なところ」という記述はお目にかかれない。
朝鮮半島の地政学的ポイントに関しても、「西の黄海方面と、南の朝鮮海峡方面には、大きな川々、海岸線によい港があり、 交通 や産業が開けて都市も発達。遼東半島の先端・関東州は、満洲の入口、軍事上、交通上の要地であり、人口約百四十万のうち、内 地人は約二十万人」
台湾については「わが南方の宝庫」であり、「わが国の領土となってから、産業が著しく進んだ」「支那をのぞみ、南にわ が国 力のびゆく熱帯の諸地方軍事上、交通上、今後ますます大切なところ」
また満州の資源の重要性と建国の意義が強調され、「石炭は満洲の大切な資源。約二百億トン。撫順の露天掘は、鞍山の製鉄 とと もに、日本人の優れた技術で、阜新、鶴岡、密山などの大炭田が続々見出されています」と国力の源泉を示唆し、戦略と国益を説 く
国防の概念からロシアとシナの鬱陶しさを書き込んでおり、「ロシアが南下し満洲をふみにじり、朝鮮をおびやかした。日 本は 東洋平和のためにおおしく立ち上がりました。(ところが)支那はあやまった抗日思想にとらわれたので「満州事変が起こり、そ の結果」が満洲の建国となった、と正しい理解をしています。
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文部省(解説=宮崎正弘)『復刻版] 初等科地理』(ハート出版)
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──戦前戦中、いかに教科書で地政学のイロハを教えていたか!
https://www.amazon.co.jp/dp/480240123X/
それにしても、こんな素晴らしい教育を復活させようともしない政府・文科省の売国振りには怒りを覚えるしかない。
やはり、自分が自虐史観に犯されているから正しい国家観や歴史観なんて発想も無いのでしょうか。
それとも、分かっていても利権を手放したくなくて国を売ることを選んでいるのでしょうか。
いずれにしても、折角先人が造り上げてきた素晴らしい教育を取り戻すことが急がれます。
それが出来ない限り日本の再生は無い!