パキスタンの前大統領はアメリカの陰謀説を主張し出したようです。散々叩かれた陰謀説ですが、徐々にそれもあるのじゃないかとの考えも増えてきているように思えます。
やはり、実態が判明するのは当分無いのでしょう。腹黒い奴等の争いに陰謀が無いというのも非現実的でしょう。きっと何かが動いているのじゃないでしょうか。
宮崎さんが報告してくれています。それにしても、こんな恐ろしい時代に何時までも平和ボケの日本はどうなるのでしょうか。
この時点で無防備を貫くと相手が何かがあるのじゃないかと却って手が出し辛いくて何も起こらないなんてこともあるかも。ちょっと甘いかな。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)5月3日(火曜日) 通巻第7319号
「すべてはアメリカの陰謀だ」とイムラン・カーン前首相
パキスタンの対ロ&中国「等距離外交」がワシントンに不快感
イムラン・カーン前パキスタン首相が猛烈な発言を続けている。
「わたしは2億2千万人の国民から民主的に選ばれた。パキスタンは平和と安全のため、ロシア、中国とも等距離の、独立した主 権国家としての外交を続けてきた」。
「ところがアメリカはパキスタンがロシアvsウクライナ戦争で、明確にウクライナ支持を打ち出さないために、国際間でレ ジュームチェンジを企図した『陰謀』がおこなわれ、最高裁判所が公聴会さえ開かずに、議会は私の不信任案を可決した。背後に バイデン政権の陰謀があるのだ」とした。
カーンが「証拠」の一つとして挙げたのはレベッカ・グラント女史がFOX NEWSでなしたインタビュー(5月1日)のコ メントの中味だった。
グラントはこう言ったのだ。「パキスタンの反米感情、親中感情。そしてロシアへの異常接近は問題です。中露への接近を冷や させ、ウクライナ支持に向かわせるべきです」。
グラント女史は米国で外交、戦略、軍事分析の専門家として知られ、独立系のシンクタンクIRISの代表でもある。テレビで 発言するのも、グラント女史は25歳の若さロンドン大學で博士号。RAND研究員を経て、米空軍統幕本部の秘書官を務めた。 空軍の技術、戦略に明るい。
イムラン・カーン前首相は「この発言にあるように米国はパキスタンの中立を望まず、バイデン政権は、『パキスタンの首相は 米国の操り人形でいろ』と言っているようなものではないか」。
パキスタンのメディアは米国の陰謀論がまっさかり。比較して隣のインドはウクライナ支持もせず、ロシア制裁にも加わってい ないのに、米国はあまり批判しない。目の前にクアッド会議を控えているからだろう。
モディ印首相は5月1日にドイツを訪問し、シュルツ独首相からウクライナ支援、ロシア制裁を要請されたが曖昧な態度に終始 した。
どう見てもバカなアメリカがやりそうなこととも思えますが、果たして真相は。やはり、それが分かるのは遠い未来でしょう。
それまでに、人類が滅亡していたりして。地球にとってはその方が良いのかも。