下で、Chinaの現状の酷さを取り上げました。その現実が数字として現れているようです。
とわ言え、Chinaの数字ですからどこまで本当かは分かりません。本当はもっと酷いのじゃないでしょうか。
宮崎さんがそんな数字を取り上げてくれています。それにしても凄まじい状況ですね。全く、何でこれでも崩壊しないのか。本当に理解出来ません。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)5月17日(火曜日)
通巻第7336号
中国、強気のEV投資、過剰競争で需要の二倍生産へ
太陽光、風力発電の過剰生産、ダンピング。その先が見えた
都市のロックダウンで生産が中断し、中国経済は真っ暗となった。四月の速報は下記の数字が並んだ。
自動車販売 マイナス40・0%
住宅販売価格 -32・2%
不動産販売価格 -29・5%
住宅新規着工面積 -26・3%
飲食店収入 -23・0%
パソコン販売 -17・0%
小売り -11・1%
失業率 6・1%
それでも新しい儲け話を聞くとダボハゼのように飛びつくのが中国人の特性である。こんどは電気自動車。なんたって補助金が付 く。だが、EVブームは早くも先行きが見えた。太陽光パネル、風力発電の過剰生産、ダンピングとおなじパターンであり、まる で素人でも政府とのコネがあれば、船を漕ぎ出す。その先のことは考えない。
拝騰という新興メーカーもEVに乗りだし、すでに倒産。フォードと合弁する筈だった衆泰汽車も経営破綻。すでに事実上倒産し ている恒大集団もEV工場を立ち上げるとして、一台も生産しないでIPO(新規株式公開)。ペテンの錬金術だった。
拝騰という新興メーカーもEVに乗りだし、すでに倒産。フォードと合弁する筈だった衆泰汽車も経営破綻。すでに事実上倒産している恒大集団もEV工場を立ち上げるとして、一台も生産しないでIPO(新規株式公開)。ペテンの錬金術だった。
韓国現代自動車はEV工場を理想汽車に売却したばかりか、重慶工場の稼働をやめている。
それでも強気の新規投資がとまらない。東風汽車は武漢で年間10万台の新工場を建設する。VWは年間15万台の新工場を建設許可が出た。
2021年に中国で販売されたEVは291万台。政府の補助金がついてので、割安だったからだ。
仮にこのままの勢いが継続すると仮定すると、2025年にEVの生産能力だけで年間850万台になる。販売における補助金は打ち切られる。となるとシェア確保のため赤字で売るか、現代自動車のように一台買ったら一台進呈で売るか。
ともかく需要の二倍の生産能力となって、なんだかなぁ。
Chinaに踊らされたEVの未来はどう考えても危なそうです。EVに舵を切った世界の自動車メーカーは一体どうするのでしょうか。
結局はChinaの金を狙って一緒に滅びるのでしょうか。何となく、恐ろしい時代が来るのじゃないかと不安になります。
その結末を見れることはなさそうなのがくやしい。