スリランカはとうとうデフォルトのようです。Chinaと組んだ指導者が見事にその恐ろしさを証明してくれたようです。
これで、世界のバカなリーダーが目覚めてくれれば良いのですが、やはり金の力には勝てないのでしょう。
宮崎さんが詳しく解説してくれています。これがChinaの崩壊に繋がってくれることを期待したいものです。
それにしても、スリランカの人達も指導者の怪しさに気が付かなかったのでしょうか。
とは言いながらも日本の売国政府・自民党を許しているのはスリランカの人達と同じなのが情けない。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)5月18日(水曜日) 通巻第7337号
スリランカ、ガソリンはあと一日でなくなる
外観準備は75億ドルから7500万ドルに減っていた
コロンボとキャンディの二大都市を中心に激しい暴動がつづくスリランカでは戒厳令が敷かれ、軍が出動している。民衆の抗議 活動は収まらずマヒンダ・ラジャパクサ首相が辞任し、ウィクレミンシンハ首相が六度目の登場となった。
新首相は民衆の声を背に、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の辞任を要求している。ゴダバヤはマヒンドの実弟。ラジャパスカ・ ファミリーの事実上の統治に不満は爆発寸前だった。
暴動頻発で国中が無秩序状態となり、首相は「ガソリンはあと一日でなくなる」と公式に認めた(5月17日)。
スリランカの外貨準備は75億ドルから7500万ドルに減っていた。このため燃料、食品、医薬品の輸入が止まり、ガス輸送 は軍が警護しているのが常態だ。
停電は一日平均で15時間。経済活動は事実上とまっている。
中国の憂慮は深甚である。コロンボ港ターミナル工事はすでに数年、遅遅として進まないのも、スリランカ政府にやる気がない からだ。ハンバントタ港が中国の軍事基地にとられたように、コロンボもいずれ99年の中国租借となれば、熱意がないのも当然 だろう
またコロンボ沖合に人工島をつくって「南アジアのドバイ」として機能させ、国際会議場、リゾートホテル、高層ビル、タワマ ン、テーマパークを造成し、国際金融センターを構築すると獅子吼した中国の主導でプロジェクトが進んできた。ところが、人工 島の埋め立て工事だけは完了し、そのまあ更地となっている。
とうとうデフォルトのようです。
Chinaと付き合うとこうなるのだという恐ろしさに世界が気が付いてくれることを望むしかなさそうです。
それでも、金の力に負ける指導者は多いのでしょう。