Chinaの罠に嵌ったスリランカがいよいよ危機に陥っているようです。とは言え、こんな主導者を選んだスリランカの人達にも責任はありそうです。
宮崎さんが報告してくれています。それにしてもlこれだけあちこちで問題を起こしているChinaが何故崩壊しないのか本当に理解できません。
と言うか、Chinaを叩き潰せば全ては解決するはずです。その後始末は大変でしょうが、それでもChinaの奴隷になるよりは増しというものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)5月9日(月曜日)弐 通巻第7325号
スリランカ緊急事態。親中ラジャパクサ政権が危機に直面
「まるで『アラブの春』、政変が近い」と前首相
コロナ災禍で経済危機に陥っていたスリランカ。ガソリン、食料品が20%近く暴騰し、外貨不足で医薬品が払底、各地で暴 動、大統領官邸も一時襲撃された。
ラジャパカス政権は4月1日に「緊急事態宣言」をだしてデモ鎮圧に努めてきたが、国民の不満は一向に収まらない。「ゴ大統 領は家に帰れ」というスローガンのデモ隊に警察は催涙ガスを発砲している。
ウィクラマシンハ前首相は「政治変革が必要だ。いまの状態はまるで『アラブの春』である」とし、首相の辞任を求めた。各地の 抗議行動はおさまる気配がない。
現政権はゴダバヤ、マヒンダ、バジル三兄弟が政府の要職を占め、利権を寡占し、中国から過度の融資を受けた。ついにはハン バントタ港を中国に99年間の租借を認めた。コロンボ港ターミナル基地建設も、沖合の人工島プロジェクトもラジャパカス兄弟 が中国企業とすすめてきた。
ゴダバヤ・ラジャパカスが大統領、兄のマヒンダ・ラジャパカスが首相(前の大統領)、弟のバジル・ラジャパカスが財務相とい う一族独占政権、国民の怨嗟の的である。
外貨準備は急減して2500万ドルしかなく、政府はIMFに緊急援助を要請し、IMF調査団は5月13日にコロンボ入りす ることになっている。くわえてスリランカは中国主導のAIIBに1億ドルの緊急融資を要請した。
とくに中国依存度が高いため、ラジャパカス政権は北京に13億ドルのシンジケートローン返済時期延期と15億ドルの信用供 与、さらに人民元で15億元の通貨スワップを要請している。
金で指導者達を籠絡してきたChinaですが、遂にその報いを受ける時が来たのでしょう。
それにしても、その金に籠絡される指導者の多いこと。人間なんてそんなものなのでしょう。何とも情けない。
やはり、シラス国という日本が造り上げた究極の民主主義こそが世界を救うのじゃないでしょうか。