明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日、門前仲町の赤札堂の食品売り場で、見たことがないほどのタレ眼の女性を見た。東西線の車中では、中年男の頬のたるみ具合がディアギレフ。某展示会場にいたアーティストがまた日本人離れした風貌で。門前仲町では、前を歩く中東人風の男の、後ろから見た肩の辺りがディアギレフであった。ここ数日、私にディアギレフの”部品”を見せるかのように目に付いた。 私が人形制作という役柄で、何かの物語に出演しているような気分になるのは、こういった”わざとらしい”出演者に、目の前をチラチラされる時である。かつての『ブー・フー・ウー』の黒柳徹子のような存在が、人形を置いたり、陰でクランクを回しているのではあるまいか。でなければ私はノイローゼであろう。 門前仲町の古本屋にて『白髪小僧』夢野久作著作集3(葦書房)を購入。その他新潮や小説新潮臨時増刊の名作短編特集、昭和の文学特集などがズラリと置いてあったので片っ端から。これからの冬に向け寝床の友を確保。 キャピトル東急が取り壊されるそうである。私がスティービー・ワンダーと会ったのはここではなかったか。前日、知人に餃子を御馳走になり、気になったのを思い出した。

過去の雑記

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