明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

数字  


先月この雑記で、来月80になる母が、といっていたら母は8月生れであった。5月というと父が亡くなった月である。というくらいであるから両親の誕生日も知らない。だいたい人の誕生日など、聞いたって覚えられないので無駄である。世間の、特に女性は記念日の類に敏感なようだが、私には理解ができない。たまたまその日であってそれがいったいどうした、という感じなのである。そもそも数字自体が苦手で、頭に入っていかないようにできている。  小学校1年生の時、算数の時間、足し算と引き算の計算問題を、できた人から廊下に出てお互い計算あわせをする、という授業があった。一度私が一番早く計算を済ませ廊下にでたことがある。それが私の算数におけるピークであった。なにしろたった一回の出来事を未だに覚えているくらいである。細かいことをいえば、そろばん塾で、2度や3度、まっ先に手を上げたことはある。それにしたって最下級のクラスで、相変わらず足し算引き算であった。加減から乗除の授業になったとたん、別室に隔離状態になった私である。 数字が苦手なのは方向感覚の欠如とならんで私の2大欠点であろう。 だから、その下には3大、4大と連なるわけで、私が特に選べばその2つかな、思っただけで関係各位異論はあろう。いいではないか2番でも3番でも、と私は誰にいっているのか判らないのだが。 そんな欠点を私は隠しもしないが、興味がないので、恥ずかしさをいっこうに感じないわけなのである。

01/07~06/10の雑記
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