明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日は一晩がかりで、先日アダージョ用に、埼玉まで撮りにいったものを合成するため切り抜いていた。なにしろ毛深いので厄介である。厄介なのは毛深いことより、どこにも在るというものではなく、後回しにしたら面倒なことになるので、主役ができる前に撮影しておいたのである。  ようやく晴れたので、背景の撮影に出かける。都営線某駅を降り、やたらと長い商店街を歩く。スピーカーから流れるハンク・モブレー。目的地に到着。事前に調べておいた通りの場所だったので、フィルム1本で終ってしまった。帰りがけ、商店街のいかにもな喫茶店でチキンライスの昼食。店内でロケをしたときの、上戸彩がウエイトレス姿の写真が貼ってある。ご主人に今回の特集人物が住んだ場所を知っているか聞いてみると、駅の近くに蕎麦屋があり、そこが実家だという。イヤ違う違う!実家は兵庫県である。帰りにK本で少々ひっかけ、作業の続き。そろそろ主役の仕上げにかからないとならない。  『ルビゴンの決断』という番組でホッピー・ビバレッジの再現ドラマをやっていた。K本に度々顔を出す女社長が主人公であった。K本は日本で一番ホッピーが出る店だとビバレッジの社員がいっていた、と誰かから聞いたが、延べで数えればありえるだろう。なにしろ女将さんから、昔瓶が足りなくなり、インク瓶まで使ったが、洗浄が足りずに青いホッピーが出てきた、という話を聞いたくらいである。女将さんは、焼酎だけを「中だけ」と注文する客を嫌がるが、あれは近所にあった洲崎遊郭をナカといったからだ、というのが常連の間ではもっぱらである。キンミヤ焼酎の社長も来るそうだが、あれだけ出れば、ご機嫌伺いにも来るであろう。70超の女将さんは小学生の頃から注いでる、というのだから、間違いなくギネス級である。

01/07~06/10の雑記
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