明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



台湾よりラボをやっている方とスタッフ2人ということで、できるだけ見てもらおうと、作品を持っていく。私が大正時代の文献をたよりに実験を繰り返していたとき、何よりブラシによるインキングの動作を、活字からイメージするのが困難であった。田村さんが私のインキング映像をアップしてくれたものを観てくれ、興味を持ったという。ブロムオイルに比べると、石塚式は、ゼラチン層を厚くした分像を出すのが容易で、ゼラチン層が厚い分、柔らかいブラシでソフトに扱う必要がある。 台湾には、いわゆるピグメント(絵具)法によるによるプリント自体がなく、若い人は関心を持つだろうとのことであった。2000年に技法をHPに公開して以来(リニユーアル準備中)質問のメール一つ来なかった日本でなくて良いから、試みる人が増えて欲しいところである。楽しかったといってくれ、有意義な一日であった。

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