『月下達磨図』というと月岡芳年の『月百姿 破窓月』がある。芳年だけあって普通の達磨とは違う。一説にはペルシャの血が入っていて碧眼だというが、肥満体でもなくペルシャといえばそんな感じがする。達磨大師がインド人だと知らない人が多いのに驚いたのだが、中国人だと思われているようである。そこでいくらかインド人寄りにしてみた。法衣も、袈裟の素だというサリー風にしてみた。『慧可断臂図』で白を着せたので、今回はお馴染みの赤にしてみた。 仙人郷的山並みのために入手した水石は、3つうち2つが、木材の化石だと知った。なるほどそういわれてみれば。満月の中に寺院がシルエットになっているのを考えたが、構図によって考えることにする。
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