明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



臨済宗の開祖臨済義玄は、寒山拾得展の際に〝怒目憤拳“の表情が面白く作ってしまったが、これは中国のある僧が、注文して描かせた物が日本に伝わったものが元になっている。つまり実像とは違うだろう。後頭部より前頭部が盛り上がってるなど変である。 その後、迫真の頂相、あるいは彫刻を元に蘭渓道隆、無学祖元、一休宗純を作ってみると、その中にあっては、違和感がある。そうこうして一作品かなり詳細な頂相を見つけている。もちろん顔はまったくの別人である。共通といえば、髭と後ろ半分に毛髪がある。今となってはこちらの方が、並べた時に違和感がない。これが臨済義玄だ、としかるべき方に確認したら、いずれ作ってみたい。もっとも千年以上前の人物判らないかもしれない。それにしても臨済宗の開祖である。インスタのハッシュタグが100未満というのは合点がいかない。



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