明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



夕飯を食べごろごろしていたら、最近見ないな、と思っていた鯉に乗る琴高仙人の首が棚の上の雑物の陰にあった。 一休を制作以降、禅も風狂に気分が傾き気味である。三本脚のガマガエルや、仙人でも作らなければ作らなかった表情が作れたものの、一休を先に手がけていたら、古典的モチーフとはいえ道教に属す仙人まで手を伸ばすことはなかったかもしれない。実際、一年も経つのにまだ一カットも撮っていない。スケジュール的に仙人はどうだろう、と思い始めており、残り二人を残し、端から仕上げ、着彩、撮影に向かうべきか、と考えていた。しかし昨日のブログで、昨日、今日浮かんだものをただ作っているだけなので、と書いている。案の定というべきか、鯉こそ後回しになったが、琴高仙人を作っているのであった。



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