明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一回イベントでバレエを観ただけで、翌年2002年デイアギレフ、ジャン・コクトー、ニジンスキーで個展をやってしまった。ご丁寧に、オイルプリントという、すでに廃れた技法で。あの頃は無謀で私も若かった、と遠くを見る目をしていたのだが、現在制作中のラインナップを冷静に眺めて見ると、暴走度合いはさらにアップしているではないか?養老孟司いうところの“人間は頭に浮かんだ物を作るように出来ている”この仕組みに、小学生じゃあるまいし龍なんか作るかよ、と抗っていたら、学芸会でヤマタノオロチを作るきっかけになったキングギドラをテレビで観てしまった。そして奴が、まるでヤクの売人のように”頭に浮かんだのに、いつになく抵抗してるじやねえか?“なんていうのである。物心ついて以来、お馴染みの快感物質に取り憑かれたらお終いということであろう。もっとも残り時間も少なくなってきた。無理することは止めよう。



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