坐骨神経痛真っ只中、田村写真の田村さんの車で代官山のTSUTAYAへ。十数年前、作品を見ていただいたサンディエゴ写真美術館、現名誉館長のデボラ・クロチコさんにお会いする。 日本人は出自不明な物に対し目に明かりが灯らないことがずっと身に染みて来た私が、アメリカ人の専門家に〝ユニーク“を連発いただいた嬉しさは未だに忘れられない。今回はその後に始めた手漉き和紙による陰影のない〝石塚式ピクトリアリズム“作品だけをお持ちした。 何が嬉しいといって、私が今のモチーフに至った、その変化を評価いただいたことである。人間変われるうちが華、毎日が人生上の最突端のつもりでやって来た。 一休禅師が〝門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし“と正月の京の街を、竹竿にシャレコウベを掲げ、家々を回った。そこにまとわりつく鴉。タイトル『初鴉』長辺1メートル超の作品が手荷物としてアメリカへ。
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