そろそろ次回の個展のイメージを固めて行きたい。最近まで再び寒山拾得を軸に考えていたのだが、横尾忠則さんの『寒山百得展』のおかげで、少々恥ずかしい。〝マネっ子饅頭豆屋の小僧‘’とせっかくこの歳までいわれずに来たし。また、日本に禅が定着していないと知り、宗より来日した蘭渓道隆、次に来日した無学祖元と作ったので、重心をそちら寄りにすることを考えたい。最近やっていた大河ドラマの『鎌倉殿の13人』も観ていなかったのに。〝考えるな感じろ‘’でやっていると、転がる石の如く、一寸先には何を作っているか判らない。頭が後から従いて来る有様で、先日まで興味もなかったことを勉強させられることになる。昔、雑誌のインタビューで、パソコンを触ったこともなく、パソコンをボロクソいっていたことを、未だに編集者にからかわれるから、自分はこういう人間だ、なんていわないようにしている。転がる石は、来週には嘘つきになってる可能性さえある。