英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

民間検定試験、決まる

2018年03月27日 | 2020年大学入試制度改革
大学入試センター試験の後継として2020年度から始まる「大学入学共通テスト」の英語で活用する民間検定試験が以下のように8種類認定されました。
・ケンブリッジ英語検定
・TOEFL iBTテスト
・TOEIC L&R、TOEIC S&W
・GTEC、GTEC CBT
・TEAP
・TEAP CBT
・実用英語技能検定(新方式)
・IELTS
衝撃的だったのは、従来の英検が認められなかったことです。多くの高校生が受けている英検の従来方式は、一次試験の筆記を合格した者のみが二次のスピーキングを受けるため、「1回の試験で4技能を全て評価する」という認定要件を満たさなかったため認定されませんでした。その代り、筆記・リスニングの合否にかかわらず面接や録音形式の口頭試験を受けられる「1日完結型」などの新方式を2019年度から導入することで認定を受けました。

英検協会は新方式の開発と実施を行うわけですが、飽くまでも私の推測ですが、従来型の英検はそのまま実施され、大学受験生用に新方式を別に実施するようになるのではないでしょうか。新方式に完全移行した場合、年間200万人以上が受験する英検でスピーキングを実施するのは物理的に困難でしょう。いずれにしても、これからの動向に注目です。

受験生は認定試験の中から選び、4~12月に受けた2回分の成績を受験に使います。センターは素点と、CEFRによる6段階評価を出願先に提出し、各大学が合否判定に活用します。国立大学協会は一定水準以上の結果を民間試験で得ること出願資格とするなどの指針案を示していますが、東大は合否判定に使わない意向を示しており、今後の各大学の対応も気になるとことです。


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