先日、書店で母校・早稲田大学政治経済学部の赤本を見ていた時のこと。仕事柄、出題されている英語の分量やレベルなどをチェックしたのですが、選択科目の問題を何気なく見て、少なからぬショックを受けました。
今年度の入試から、「地歴・公民または数学」の選択科目から「政治・経済」がなくなり、「世界史B」「日本史B」「数学」となりました。大学受験時代の選択科目が「政治・経済」であった私にとって、母校のこの決定は衝撃的でした。政治経済学部なのに、選択科目から「政治・経済」をなくすという決断。おそらく、歴史的・数学的素養をもった人材を望んでいるでしょう。確かに、経済学とは数学を駆使しますし、大学で川勝平太教授(現静岡県知事)の日本経済史を履修した時、経済学で歴史を学ぶ意義に気づかされました。氏の『日本文明と近代西洋 「鎖国」再考』は、私が今まで読んだ書籍の中で最も感銘を受けた書籍です。
なお、早稲田大学では法学部・教育学部(文科系)・商学部・社会科学部・人間科学部(文系)では「政治・経済」で受験できます。大学入試において「地理」「政治・経済」「倫理」「現代社会」などは受験校が限られるなどの制約がありますので、早めに第一志望と選択科目を決める必要性があります。
今年度の入試から、「地歴・公民または数学」の選択科目から「政治・経済」がなくなり、「世界史B」「日本史B」「数学」となりました。大学受験時代の選択科目が「政治・経済」であった私にとって、母校のこの決定は衝撃的でした。政治経済学部なのに、選択科目から「政治・経済」をなくすという決断。おそらく、歴史的・数学的素養をもった人材を望んでいるでしょう。確かに、経済学とは数学を駆使しますし、大学で川勝平太教授(現静岡県知事)の日本経済史を履修した時、経済学で歴史を学ぶ意義に気づかされました。氏の『日本文明と近代西洋 「鎖国」再考』は、私が今まで読んだ書籍の中で最も感銘を受けた書籍です。
専門分野となる政治経済は大学に入ってからでも学ぶのは遅くなく、それよりは高校生のうちに歴史と数学の知識を培ってきてもらいたいという大学からのメッセージでしょう。
なお、早稲田大学では法学部・教育学部(文科系)・商学部・社会科学部・人間科学部(文系)では「政治・経済」で受験できます。大学入試において「地理」「政治・経済」「倫理」「現代社会」などは受験校が限られるなどの制約がありますので、早めに第一志望と選択科目を決める必要性があります。