英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

puppyを知らなかった時代

2018年10月04日 | 実用英語
どうしても諦めることができなくて、仮面浪人までして臨んだ3回目の早稲田大学政治経済学部一般入試。当時、英語の偏差値は70を超えていて、自信を持って問題用紙をめくり、大問1の長文読解に取り掛かかりました。そこにはこんな英文が・・・。

The top man found a bit of sackcloth on the porch railings and said the puppies must have been dropped into sacks and driven away in the black van.

「puppies?何だこの単語は?初めて見るぞ。え?わかんないよ?何を言いたいんだ?」と焦り始め、大問1はほとんど出来ませんでした。続く大問2の長文読解は、内容がガラッと変わり、第二次世界大戦におけるイデオロギーの対立について。この変幻自在な出題内容に翻弄された私は完全に舞い上がり、得意であったはずの英語で半分程度した得点できませんでした。その後の国語と政治経済で何とか挽回し、合格することはできましたが、今でも思い出すと嫌な汗が出てくるほどです。

この時に英語が読めなくなってしまった原因は puppy の意味を知らなかったからです。当時の大学受験は、現在のような生活英単語はあまり出されず、お堅い評論を読解出来るために、抽象的な難しい単語を覚えることが優先されていたので、puppy のような基本的な生活英単語は単語集には収められておりませんでしたし、覚える必要性すら感じていませんでした。しかし、現在は単語集に出てますし、中学卒業レベルの英検3級にも普通に出てきます。

どんな英単語でも覚えていて損はありません。特に、実用英語を身につけたいのなら、目に入ってくるものはすべて英語で言えるようにするのは当たり前でしょう。ちなみに、上述の英文にある railing も、当時は分かりませんでした。TOEICでは頻出語ですので、今は知らなければ恥ずかしい英単語ですね。


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