自信は自分で作るもの

ふと、留学時代の自分を思い出した。

朝６時に起床し、バスで７時には登校。大学のコンピューターラボで英字新聞を読みながら、USA TODAY のインターネットニュースでリスニング。大学の授業終了後、毎日夜８時までスタバかタリーズで勉強。ホームステイ先に帰宅して、ホストマザーのJudyと夕飯を食べながら英会話をした後は、部屋に戻って大学の宿題とその日に出会った語彙を全てカード化して暗記。リスニング量を増やすため、寝る時は必ずラジオのスイッチを入れ、National Public Radio を聴きながら眠りについた。全く大袈裟に書いているのではなく、毎日午前１時か２時まで勉強していた。

当時は職を辞した29歳。退路を断っての留学だったので必死だった。浪人時代以上に勉強した。

ホームステイ先の部屋で

結果、留学前は800点ちょうどで頭打ちになっていたTOEICの点数が、４ヶ月後に835点、その４ヶ月後には920点へと伸びた。一年間の留学を終え帰国後に受けたTOEICでは940点を取ることができた。

この経験から言えるのは、留学しただけ、つまり、環境が整っているだけでは英語力は伸びず、自分で努力するしかないということ。そして、その努力が結果になり、自信に変わるということ。

進学校に通う高校１年生たちを見ていると、中学時代は点数が取れていて高校に合格したにもかかわらず、高校では思うように点数が取れず自信を失くしてしまっている生徒が多いのが気になる。ただ単に、勉強の絶対量が足りていないだけなのに・・・。

自信は与えられるものではなく、自分で作るもの。そのためには毎日の小さな努力を積み重ねるしかない。