英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

だから気づけない

2021年10月30日 | 指導現場にて
見慣れた英単語で成り立っているからこそ、英語学習者が気づけない構文や文法事項があります。

・be 動詞+to 不定詞
・have much to do with ~
・come to 不定詞
・turn out (to be) ~

この4つは、18年間の英語指導を通じて分かった、大学受験生が習ったはずなのにそれだと気づけない英語表現四天王です。

これら以外にも、A is to B what C is to D.なんて単純すぎて気づけなかったり、not A but B で A に入る語句が長くなった結果、but との相関関係を見落としてしまう場合などがあります。

難関大学の入試対策として、難しい英単語を必死に覚えている受験生を見ますが、もちろん大学にもよりますが、偏差値が高いから難しい単語を問う訳ではありません。見慣れた単語を使った構文に気づけるか、換言すれば、基礎的なことを徹底的に掘り下げられているかが問われます。

The older he grew, the more obstinate he became. や
If he had told me the truth, I would have forgiven him. を理解できても、
He became the more obstinate the older he grew. や
I would have forgiven him had he told me the truth. で出てくると解釈できなくなる学習者は多いです。

基礎を徹底して追究することが、本当の実力になっていきます。

難しいことを追いかけず、基礎を様々な角度からとらえよう。


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