トラスト英語学院の新年度の授業が始まって一週間が過ぎました。
新高2・3生たちには先月から、「4月の最初の授業で志望大学を5つ書いてもらうから、春休み中を含めて、今から考えておくように」と指導してきました。そして、この一週間の最初の授業でその志望校を書かせると、予想した通り、生徒たちのリアクションは様々でした。
大学・学部・学科名まで何も見ずに、サッと記入する者。
予め記してきたメモを取り出して書き写す者。
「スマホで調べていいですか」と言う者。
「学部・学科名が不確かなんですけど・・・」と言う者。
私が受験生だった時は、今ほど大学が多くなかったですし、学部学科名もシンプルなものが多く、入試制度も単純だったのもありますが、自分の志望する大学は何も見ずに
①早稲田大学政治経済学部経済学科
②早稲田大学法学部
③早稲田大学社会科学部
④明治大学法学部法律学科
⑤日本大学法学部政治経済学科
⑥桜美林大学経済学部経済学科
と、すぐに列挙できて当然でした。
自分の行きたい大学なのに、そして、約一ヶ月の準備期間があったのに、学部・学科名があやふやだったりするようでは、現役合格は難しいですね。まだまだ、大学受験を他人事のように考えている証拠。こういうところから指導を徹底していかなければならないのは、毎年のことです。
その一方で、「今までは、大学で何となく英語を勉強したいと思っていただけでしたが、仕事につながる資格も取りたくて・・・。子供が好きなので、幼稚園教員免許も取れて、英語もしっかり学べる明治学院大学心理学部教育発達学科を第一志望にしました」と、春休み中に志望校について親子で話し合いをして、今後の進むべき方向性を具体的にとらえた高2生もいました。これがあるべき姿だと思うんですがね~。
目標が明確になると、行動が具体化してきます。だからこそ、早い時期に志望校を決め、紙に書き出し、公言する。そうすると、今何をしなければならないかが見え、公言したことで多くの情報が手元に集まり、可能性も広がってくるのです。