昨日、「第9回 信州安曇野ハーフマラソン」に出場しました。ハーフの自己ベストを1分37秒更新する1時間29分22秒で、ついにサブ90(1時間30分未満)の世界に足を踏み入れました。
今回のデータは以下の通りです。
走行距離 21.0975km
コース高低差 19m
タイム 1時間29分22秒
平均ラップ 4分14秒/km
消費カロリー 1,272カロリー
1kmごとのラップ
1km 3分55秒
2km 4分04秒
3km 4分08秒
4km 4分11秒
5km 4分15秒
6km 4分20秒
7km 4分11秒
8km 4分15秒
9km 4分10秒
10km 4分16秒
11km 4分10秒
12km 4分08秒
13km 4分17秒
14km 4分04秒
15km 4分17秒
16km 4分16秒
17km 4分14秒
18km 4分21秒
19km 4分19秒
20km 4分19秒
21km 4分13秒
スタート前 高校の先輩方とシューズ円陣!
スタートライン
Aブロックからのスタート。前回優勝の牛山選手や今回優勝された桃沢選手など健脚揃いのランナーたちに囲まれて号砲を聞きました。今回は4分20秒/kmでラップを刻み、終盤に上げられるところまで上げるというレースプランでした。スタート直後はトップ集団のスピードに乗せられ、最初の1kmを3分55秒という速さで入りました。フルマラソンではこんなことをしたら後半に響きますが、ハーフだったので、「いい貯金ができた」と気持ちを切り替え、流れに任せて前半を走りました。足も心肺機能も調子よく、10kmを自己最速の41分45秒くらいで通過。中間点は44分台前半で、たまたま隣を走っていたランナーに「サブ90ペースですね。あと半分、粘っていきましょう!」と話しかけて、後半に入っていきました。
天気は晴れ、風もなく、最高気温は25℃予報。気温は上昇していきましたが、4月から暑さ対策のトレーニングも十分に積んできたので、慌てることなく後半も走れていました。しかし、前半から飛ばしてきたため、12km過ぎから足に疲労が出てきたのを感じました。このペースで走り続けていけば攣ることは容易に想像できましたが、サブ90が現実味を帯びてきたので、ペースを落とすわけにもいかず、もう一度フォームを意識しました。足を流さず、重心は真下、前傾、腸腰筋を使って上半身と下半身を連動させ、大殿筋で走る・・・。すると、攣りそうだった足の疲労が薄れていくのが分かりました。
16km過ぎ、JR大糸線の陸橋の上りも腕を大きく振って駆け上がり、「よし、行ける!」という感覚と共に、足が攣りそうな感じがまた復活してきました。サブ90のペースは何とか維持しながら、最後の2km。道も広くなり、気持ち良く走れるところです。多くのランナーがラストスパートをかけ始めますが、「何とかここまで来た。最後は緩やかな上り。このペースを維持していこう」と冷静な自分もいました。
あと100m、ゴールラインが見えました。あと50m、「よし、1時間28分台でゴールできる!」とガッツポーズをしようとした瞬間、右脹脛が硬直し、一歩も前に進めなくなり、その場にしゃがみ込まざるを得ませんでした。ゴール近くでたくさんの応援。「あ~!足が攣っちゃってるよ」「ゴールはすぐそこだー!」「頑張れー!」たくさんの声を聞けている自分。
「大丈夫。サブ90はできる。まずはこむら返りを抑えよう」と、右足のつま先を引っ張って、冷静に対処できました。その場に立ち止まってしまったタイムロスは約30秒くらいだったでしょうか。最後は足をかばいながらゴールしました。
目標としていたサブ90を達成できた一方で、ゴール直前で足が攣り、しゃがみ込んでしまった自分の姿を情けなく思います。これまで5回走ったフルマラソンでは足が攣ったことは一度もありませんが、ハーフだとたまにあります。これはまだ「スピード×距離」に足がついていっていない証左でしょう。
フル 4分41秒/km × 42.195km
ハーフ 4分14秒/km × 21.0975km
1キロ当たりのスピードが25秒上がると、距離は半分になってもついていく足ができていないことが分かりました。自己ベストを更新しましたが、快走ではなく“悔”走。この夏の大きな宿題をいただいたと思います。
半分は嬉しく、半分は悔しい、「半嬉半悔」となった安曇野ハーフマラソンでしたが、大会運営やボランティアの方々、そして沿道の応援は、これまで私が出場したマラソン大会の中でも一二を争います。素晴らしい大会をありがとうございました!