ある中2生に同等比較(as ~ as …)を教えました。その際、大学受験時代に『英文法講義の実況中継』で覚えた例文
He is as wise as a monkey.
を紹介しました。
「彼は猿と同じくらい賢い」ではなく、「彼は猿くらいの知恵しかない」。同等比較は「…と同じくらい~」で覚える人が多いですが、2つ目の as の後ろくる単語によっては、この例文のように否定的な意味になることも説明しました。例文の意味と説明を聞いて、普段は寡黙な彼が、クスッと笑ってくれたのが印象的でした。
名著と言われた受験参考書で30年前に覚えた知識は、令和の現代でも確実に通じます。当然と言えば当然ですね。それこそが真の英語力なのですから・・・。
因みに、『英文法講義の実況中継』ですが、7月28日の当ブログ記事で紹介しているように、現在でも売れていて、ベストセラーに入ることもあります。口語体で書かれていて、授業をライブで聞いているような感覚の参考書ですので、英語が苦手な学生や英語の勉強をやり直したい社会人にとって、うってつけな一冊です。