長距離を走るのは昔から嫌いではなかった。小学生の頃、地元の野球チームに所属していましたが、体が小さかったので体力をつけるために、自宅前の道路を3往復(約1.8km)を走るよう母親に言われ、毎日走っていました。小学校でも校舎を一周するとちょうど500mだったので、全校で毎朝走って、クラスごとグラフをつけて、どのクラスが一番走ったかを競っていました。令和時代の現代から見たら考えられない光景でしょう(笑)。
各高校では強歩大会が行われる時期です。昨日は母校・伊那北高校の強歩大会が行われ、生徒たちは17km(体育の先生が実測したら18kmあったそうです)を走った(or 歩いた)ようです。
その強歩大会ですが、私の高校時代は男子が36km、女子が32kmでした。当時は給水所も少なく、「熱中症」という言葉もなかった時代ですので、結構な放任主義でした。1年の時は前半から飛ばして折り返し地点では全校1,200人中20位前後で通過したと記憶しています。ただ、後半に足が止まり、今で言う熱中症になってぶっ倒れて、農道沿いの大きな看板の日陰で30分程度、意識朦朧として道路に横になっていました。今だったら救急車を呼ぶほどの大問題でしょうが、当時は誰も助けてくれず、多くが私を横目に追い抜いていきました。その後、何とか立ちあがり、123位でゴールしました。
2年の時は前年の反省を生かしてペース配分と給水に気をつけ69位、3年の時は更にレースプランの精度を上げて49位でゴールしました。
高校時代から三十余年。まさか、また走り始めて、マラソンが趣味になっているとは、高校時代の私は想像していないでしょう。出来ることなら、母校の強歩大会にOB出場枠を作ってもらいたいです。出場料5,000円くらいを払って、「伊那北OB」というゼッケンを用意してもらえれば、あとは全て自己責任で走らせてもらいます。出場するOBは相当数いると思いますよ(^^)