英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

let的勉強

2018年08月11日 | 指導現場にて
ある高1生に使役動詞4兄弟を紹介しました。
・make + 人 + do <強制>
・have + 人 + do <説得>
・get + 人 + to do <説得>
・let + 人 + do <許可>
いずれも「人に do させる」という意味になっても、ニュアンスが違う点も説明した後で、「今の勉強に向かう姿勢はどれだい?親や先生に強制されてのmake的勉強か、『お願いだから、勉強させてください!』というlet的勉強か」と尋ねました。

「今はhave的だと思います」という生徒の答え。早くlet的になるのが理想ですが、ふと、私自身がlet的勉強、つまり、自発的に勉学に向かうようになったのはいつかと思い出してみました。明らかに残っている記憶は、高2の頃だったと思います。祖父から「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれて、「今話題になっている単語集があるから、それがいい!」と自ら進んで英単語集を買ってもらったのを覚えています。誕生日プレゼントに大学受験参考書を自ら選ぶなんて、まさにlet的です。

その単語集が『英単語ターゲット1900』です。
当時発売されてすぐに、『試験にでる英単語』や『英単語の合格水準』という定番の単語集に肩を並べるまでに売れ、現在も改訂を重ねてベストセラーになっている単語集です。

結局、私は『試験にでる英単語』一冊に集中することになりましたが、その新しい単語集を買ってもらってドキドキしたことを、つい先日のことのように覚えております。

今は大人たちに言われてやっていて、つまらない勉強かも知れません。でも、何かがきっかけで「面白い」と思えた瞬間から、勉強は、人を変え、人生をも変えるものに昇華するのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経験を伝える

2018年08月10日 | 指導現場にて
夏休みに受験勉強を頑張る高校生たちを見ていると、自分の受験生時代を思い出します。

久しぶりに当時の大学合格体験記を読んでみました。今から28年前のエール出版社『私の早慶大合格作戦'90年版』に、今やTOEIC業界で名前を知らない人はいないHUMMERさんが寄稿されています。もちろん、それがHUMMERさんだと分かったのは、ずっと後になってのことですが・・・。

その体験記を何度も何度も読んで、私は受験勉強で不安な時期を乗り切り、第一志望の大学に合格し、HUMMERさんの後輩になりました。

先人の経験を参考にし、己の成長と向上に生かす。そして、その自分の経験を後進に伝えることで彼らの可能性が広がり、将来が豊かになる。大学受験を通じてそんなことを伝えていきたいと思った夏です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本気で早慶に合格したいのか?

2018年08月09日 | 指導現場にて
志望大学として早稲田や慶應を目指す受験生は多い。でも、自分自身の経験やこれまでの指導経験で、その夢を実現する確率は数%だと断言できる。

「早慶に合格したい」なんて、誰でも言える。でも、それを実現し、早慶に受け入れてもらうためには、それまでに経験したこともない努力と自己変革が伴わなければならない。

世の中、そんなに甘くない。It is easier said than done.(言うは易く行うは難し)

それまでに培われてしまったマイナス思考の自分を否定し、「やれば出来るんだ」というプラス思考の新しい自分を作り上げるプロセス。そう、それこそが受験勉強。

いつまでも過去の自分を引きずっているやつに合格などできるわけがない。

勉強で自分を変えろ、人生を変えろ。そんな夏であってほしい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音読していますか?

2018年08月08日 | 英語勉強法
英語指導の現場にずっと身を置くことによって、確信して言えることがあります。

それは、英語力はそれまでどれだけ英語を口から発してきたかに依存する、ということ。

別に英語を話す必要はなく(特に英語学習初学者でそんなことができる出来る日本人はいないでしょう。英会話学校に通ったところで、Yes. No. を繰り返すだけです)、教科書やテキストの英文を声に出して愚直に音読してきたかに依っています。

時間を費やして勉強している割に英語ができない生徒は、和訳にこだわり過ぎていたり、単語を覚えるにもただノートに書いているだけ。つまり、英語を声に出していない。表音文字であるアルファベットを使う英語は、音になって初めてその意味をなすということもできるでしょう。

だから、いつまでたっても英語ができるようにならない。音読できない英文を聞かされたところで意味が分かりますか。音読できない、聞いても分からない英文を、自ら発話できますか。

試しに、手元にあるテキストの英文を声に出して読んでみて下さい。音読を普段の学習に取り組んでいない場合、遅々として先に進まず、それ以前に一つ一つの単語の発音もままならないでしょう。まして、文章の意味や構文が瞬時に区別できるはずもありません。そんな状態を情けなく感じないのなら、英語ができるようになりたいという思いは偽りかも知れません。

今日から、今から、音読を取り入れてみて下さい。結果はすぐには出てきませんが、それはジワリジワリとあなたの英語力を底上げしていき、気づいたときには、揺るぎない礎が出来上っているのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Take up running!

2018年08月07日 | ランニング・筋トレ
金哲彦『3時間台で完走するマラソン』を読了。
タイトルから、フルマラソンでサブフォーを目指すものと思われますが、これからマラソンを始めたい人、そして既にマラソンを完走している中上級者、どちらにも必読の情報がすべて盛り込まれているランニングやマラソンの総合指南書です。Amazonでも中古本しかありませんが、1円で購入できるため、かなりお得です。

ランニングギアの解説から始まり、フォームやレースマネジメントは当然のこと、トレーニング法や体のケアや栄養学にまで踏み込んでいます。読み終わった後、もっと走りたいと思いました。ランニングを基本に日常生活を改善することで健康体を目指そうと、すべての人に思わせてくる一冊です。

さあ、走り始めませんか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恒例を享受できる喜び

2018年08月06日 | 閑話
先週末は第61回伊那まつりが開かれました。

7日間連続・17回目の猛暑日のなか、
市民踊りを見て、
ローメンを食べ、
花火を観る。

今日は73回目の原爆の日。健康だからこそ、そして、平和だからこそ毎年の恒例を享受できるありがたさを実感する時。

さあ、今日から夏期講習後半戦。お盆休みまで一気に駆け抜けます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛暑日記録、更新中

2018年08月05日 | 閑話
暑中お見舞い申し上げます。
伊那市は今年2度目の、6日連続猛暑日を記録しました。今日も間違いなく猛暑日となり、7日連続となりそうです🌻。

皆さん、ご自愛ください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学を感じる

2018年08月04日 | 指導現場にて
夏休み、高1・2生たちは「オープンキャンパスに行ってきます!」と張り切っています。早い時期に第一志望の大学を決め、勉学に対するモチベーションを高めるのは大切なこと。

昨年の夏に第一志望のオープンキャンパスに行った現高3生の一人は、その後努力を積み上げ、英検2級にも合格。昨日の授業では「センターで180点は取りたいです」と自信満々に話してくれました。

大学を自分の目で見て肌で感じることは大切ですが、その後の行動が伴わなければ意味がありません。高校生たちには、この夏、自分を変えるきっかけをつかみ、行動力を培ってもらいたいです。
我が家も、長男が3歳の時に母校・早稲田のキャンパスを散策しました。もう十年以上も前か・・・。若いな、自分(笑)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あー懐かしのメガフェップス

2018年08月03日 | 指導現場にて
昨夜の授業で、ある高1生から「目的語に不定詞と動名詞をとる動詞の区別の仕方はありますか?」という質問を受けました。

不定詞は未来志向、動名詞は時間的に中立・過去、そして“思いを巡らす系”という基本概念を説明した後、「極論すれば、それぞれの動詞で覚えるしかないんだけどね。メガフェップスって聞いたことある?」と尋ねると、答えはノーでした(笑)。

そう言えば、最近の参考書には、動名詞を目的語に取る動詞の頭文字を並べたmegafeps(メガフェップス)という言葉が載っていないような気がします。私の高校生時代の参考書のいずれにも載っていたものですが・・・。

m … mind, miss
e … enjoy
g … give up
a … avoid, admit
f … finish
e … escape
p … put off, practice
s … suggest, stop

時代を超えたその知識を私がメモ書きして手渡すと、彼女は大切にノートに貼っていました。

先人から受け継がれてきた知識が、一生モノの自分の知識となる。そんな夏があっていい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生涯忘れられない景色をつかみ取る

2018年08月02日 | 指導現場にて
教え子から相談を受け、大学再受験への気持ちを吐露されました。

他人からしてみればどちらでもいいことが、本人にとっては人生を左右する選択であり、決断に窮する時がある。それは、己と己の人生に本気で向き合っている証拠。

自分の気持ちの中で1%でも多くの割合を占めている方を選択すること。挑むからには必ず望む結果を残さなければならないが、「挑まなかった後悔」ではなく「挑んだ結果の後悔」であってほしい。

大学受験とは何か?勉強を通して何を感じ、何を得るのか?

「受験に意味があるかどうかはわからない。ただ、一歩一歩、自分の力でつかみ取った景色は、生涯忘れられないだろう」

決意、羨望、不安、焦燥、嫉妬、孤独、挫折、克己、奮起、希望、継続、成就、感動。

十年、二十年と年月が経ってから「あの頃はアツかったな」と振り返ることができるのは、自分の気持ちに正直になってこそ。それは、“自分の人生”という景色を自分でつかみ取った者にしか湧いてこない想いです。

この暑い夏の決断が、人生を変えるそれになることを信じています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする