英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

データで振り返る

2019年10月10日 | ランニング・筋トレ
第3回松本マラソンの詳細データが公開されました。


・グロスタイム 3時間53分8秒
・ネットタイム 3時間51分3秒
・順 位 1125位/5544人中
・ラップ
 ~5km 28分05秒
 ~10km 27分09秒
 ~15km 27分22秒
 ~20km 26分46秒
 中間点 1時間57分34秒
 ~25km 27分30秒
 ~30km 27分21秒
 ~35km 27分25秒
 ~40km 28分02秒
 Finish 11分23秒
改めて見直してみると、今後の練習やレースの参考になります。マラソンに興味のない人には全く面白くないかも知れませんが・・・(苦笑)。特に5km毎のラップは手元のGARMINでは計測できなかったので、助かります。

最初の5kmはスタート時の混雑もあったのであてになりませんが、27~28分をコンスタントに刻めた結果だと思います。当たり前ですが、それは1kmを5分25秒前後でコツコツと42回繰り返した結果でもあります。先は長くてもペースを乱さず、コツコツ一歩一歩を積み上げていくと、必ずそれ相応の結果となって表れるのがマラソンの面白いところであり、英語の勉強とも共通する点ですね。

目標のサブ4は達成したものの、35km以降の5kmが他の5kmよりも30秒以上多くかかってしまっているので、もっと後半のスタミナを意識したトレーニングが求められます。30kmのLSDなどで、後半も崩れない足作りをしていきます。

今後の目標は、フルマラソンでサブ3.75(3時間45分未満)、ハーフでコンスタントに1時間35分未満で走ることです。そのために、スピードと持久力の両方を意識して、走り続けていきます。

次のレースは今月末の諏訪湖ハーフマラソン。ほぼ平坦な走りやすいコースですが、1999年に何も練習せずに出場して、苦しい思い出しか残っていない大会。20年後の成長した姿を感じながら颯爽と走り切りたいと思います。


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ランナーは神様ではないけれど・・・

2019年10月09日 | 閑話
先日の第3回松本マラソンで一つだけ残念なことがあり、記しておこうと思います。

昨年からハーフマラソン大会に出場し始め、今回のフルマラソンも含めて全部で8回出場していますが、各大会ともボランティアの方々のサポートがあって大会が成り立っていることを目の当たりにしてきました。一方で、出場するランナーが多くないと大会が盛り上がらないのも事実。だからこそ、ランナーはボランティアに敬意を払い、ボランティアもランナーに敬意を払うという空気がそこにはあります。駐車場に入りシャトルバスに乗る時から「おはようございます」「今日はよろしくお願いします」と気持ちのいい挨拶が飛び交うのは、その証拠です。私はあの雰囲気が好きだからレースに出場していると言ってもいいくらいです。

先日の松本マラソンもそうでした。3回目(昨年は台風で中止になったので実質2回目)にもかかわらず、ボランティアの動きがきびきびしていて、大会を盛り上げようという意気込みを感じました。

第3回松本マラソン 完走メダル
しかし、レースも終盤、32km過ぎからずっと続く緩やかな上りを各ランナーが必死で走ってきた37km過ぎ、高校生らしき男子ボランティアが、左手で距離表示板を持ちながら、気怠そうに右手でスマホをずっといじくっていました。それまでの距離表示板を持ったボランティアたちは、「頑張れ!」「ここからです!」「最後まで応援してます!」などと声をかけて下さり嬉しかったのですが、後半も後半の40km手前の最も苦しくきついところで、やる気のない無関心なボランティアを見るとは、相当に興ざめ、怒りさえ込み上げてきました。そう感じたランナーは私だけではないはずです。


ボランティアって何でしょう。ご存知のように、volunteer は voluntary(自発的な、志願した)という形容詞と語源を同じくする単語です。文字通り、自発的に志願して行動するのがボランティアだと思うのです。あの気怠そうにスマホをいじりながら距離表示板を持っていたボランティアの姿を見て、「やる気がないのなら、最初から来るな!」と、ランナーとしては叫びたくなりました。

お金を払ってレースに出場しているからと言って、ランナーは神様ではありません。すべてのボランティアの方に声掛けや応援をしてもらいたい訳ではありません。でも、そこにはお互いに対して敬意を払う関係性があるべきだと思うのです。例えば、ただ距離表示板を持つという、一見すると退屈な仕事を任されたとしても、その仕事に意義を見出し全うすることが、ここまで頑張って走ってきたランナーに対する敬意ではないかと感じます。

今回の松本マラソンは、これまで出場したマラソン大会と同じく、全体としては非常に満足した大会でした。繰り返しますが、ランナーは神様ではありません。大会を通じてその市町村を盛り上げようと、大会関係者やボランティアと志を同じくする立場です。私も一市民ランナーとしてこれからも出場する大会のすべての方に今まで以上の敬意を払って臨む所存です。


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結果は残せる

2019年10月08日 | ランニング・筋トレ
初フルマラソンでサブ4を達成した昨日の記事には多くのアクセスをいただき、また、Facebookではラン友さんのグループへの投稿を含め、たくさんの「いいね!」とコメントをいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。

「初フルマラソンでサブ4」という今年の目標に向かって、初めて42.195kmを走り抜いた時の感動と達成感。こんな気持ちになったのは、TOEICで990点満点を取得した2014年以来だと、時間が経ってから気づきました。あの時と同じように、自分で定めた目標に向かって、自分を律し、行動する。それだけで人生は面白く豊かなものになるということを体現できた気がしました。

仕事柄、よく「英語ができるようになるにはどうしたらいいですか」という相談を受け、いろいろとアドバイスをするのですが、そのアドバイスを受けた人が全て結果を残せる訳ではなく、ごく一部の人しか残せません。なぜか・・・?

答えは簡単です。ほとんどの人がアドバイスを求めるが、そのアドバイスを聞いただけで満足し、行動に移していないからです(笑)。結果を残せる人は、結果を残した人の体験談や先達からのアドバイスを聞き、まずはその通りにやってみる。つまり、行動に移します。そして、その行動を継続することで、方法や手段が自分に合っているかが徐々に見えてきます。そこで微調整しながら、自分にあったより良い方法を模索していく過程が実力の向上につながっていき、結果を残せるのです。

ランニングと英語の習得には多くの共通点がありますが、それらについてもこれから少しずつ記していこうと思います。

第3回松本マラソン スタート直前
さて、昨日はフルマラソン翌日でしたが、アクティブ・レストでストレッチにたくさん時間をかけた後、5分55秒/kmでゆっくりと3kmを走りました。筋肉痛もなく、右足指にできた小さな豆も今朝には固い皮となり、フルマラソンの疲労の影響はほとんどありません。やはり、普段から走り込んだきた成果だと思います。

今年はあと2つハーフマラソン大会に出場しますが、次回のフルマラソンは、来年4月の長野マラソンに挑戦します。そこでのサブ3.75(3時間45分未満)を目標にして、また日々の小さな努力を積み上げていきます。


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初フルマラソンでサブ4達成!

2019年10月07日 | ランニング・筋トレ
人生初のフルマラソンとなった第3回松本マラソンを完走しました。

信州スカイパーク陸上競技場に入る直前、41.7km地点
「初フルマラソンでサブ4」という今年最大の目標に向かって2019年を過ごしてきました。日々の努力と継続、家族の協力と応援、ラン友さんからのアドバイス・・・。すべてが見事にかみ合い、手元のネットタイム 3時間50分57秒で、目標を達成することができました。正式な記録証は後日届きますが、グロスタイムでもサブ4を達成しました。

今回のデータは以下の通りです。
走行距離 42.195km
コース高低差 90m
タイム 3時間50分57秒(ネット)
平均ラップ 5分26秒/km
消費カロリー 2,028カロリー
1kmごとのラップ
1km 6分08秒
2km 5分25秒
3km 5分24秒
4km 5分26秒
5km 5分27秒
6km 5分25秒
7km 5分29秒
8km 5分23秒
9km 5分25秒
10km 5分25秒
11km 5分19秒
12km 5分32秒
13km 5分28秒
14km 5分27秒
15km 5分23秒
16km 5分15秒
17km 5分28秒
18km 5分20秒
19km 5分11秒
20km 5分16秒
21km 5分41秒
22km 5分22秒
23km 5分35秒
24km 5分28秒
25km 5分20秒
26km 5分28秒
27km 5分19秒
28km 5分33秒
29km 5分20秒
30km 5分25秒
31km 5分26秒
32km 5分23秒
33km 5分37秒
34km 5分34秒
35km 5分12秒
36km 5分36秒
37km 5分34秒
38km 5分37秒
39km 5分41秒
40km 5分26秒
41km 5分21秒
42km 5分13秒


大会パンフレットの高低図



GARMINによる実際の高低図
今回のレースプランは昨日の記事にも書きましたが、初フルマラソンでサブ4を達成できたひとつの要因は、信濃毎日新聞で前日まで4回にわたって寄稿されたランニングトレーナー長崎将利さんのアドバイスです。そのコース攻略法を箇条書きして暗記し、臨みました。

・~2.5km 緩い下り坂 スタート直後の速い流れに乗らない。スピードを出し過ぎない。

・~ 10km 緩い上り坂 ペースを安定させる。

・~ 25km アップダウンの繰り返し 1km30秒前後の乱れは気にしない。

・~32.6km 二子橋折り返しまで緩い下り坂 スピードを出し過ぎるとバテる。ペースを抑え過ぎてもダメ。身を任せて力を抜いた走り!

・~42.2km  緩い上り坂 ゴールへ向けて根気!


以上のレースプランに基づいて、記憶の許す限りレース本番を振り返ってみます。

スタート時から小雨が舞い始め、5kmくらいまでは少し肌寒く感じました。スタート直後に、長野県出身のモノマネ芸人「ニッチロー」さんが車の上からパフォーマンスしながら応援してくれて、元気をもらいました。

体が温まってくると、普段通りの走りができている自分に気づきました。沿道の応援が素晴らしいので、ついついスピードを上げたくなってしまいますが、私は「ラスト10kmのために、前半は我慢!」と決めていましたので、とにかく5分25秒/km前後を死守することを心がけました。少しでもペースが上がると自分に向かって「我慢!我慢!まだ我慢!」と叫んでいたので、周囲のランナーから見たら、異様な人に映ったかも知れません(笑)。

10km地点で「(グロスで)サブ4ペースだよ!」と係員が声をかけて下さり、「まずまずの前半。ここから!」と自分を納得させるように独り言ちました。

17km地点では既に足が攣っているランナーがいたので、持っていた塩熱サプリを分けてあげて、「頑張りましょう!」と声をかける余裕が出てきました。

スタートがCブロックで、スタート直後の混雑もあってグロスタイムが気になっていましたが、中間点(21.0975km)を2時間を少し切るグロスタイムで通過できました。ネットタイムはもちろんですが、グロスでもサブ4を達成して、真のサブ4になりたかったので、少し気持ちが落ち着いて、後半に入りました。

25kmが最高地点で、ここからは緩やかな下りです。しかもフィニッシュとなる陸上競技場を横に見ながら通過するという残酷なコース設定。私が27kmを通過したくらいに、既にトップはゴールしているという・・・。40kmの表示を横目に見ながら、まだ15kmあるぞと気合いを入れました。

今年に入って既に1,500km以上を走り込んでいますが、練習での一回当たりの最長距離は25kmなので、25km以降に自分の身体に起こる変化も、ある意味、楽しみにしていました。また、フルマラソンでは「30kmの壁」があり、30km過ぎに足が止まってしまうことは重々知っていたので、心して臨みました。

32.6kmの折り返し地点は、16年前に留学から帰国して一年間住んでいた街だったので、懐かしい気持ちで走れました。そして、この折り返しからゴールまでは緩やかな上りがずっと続きます。30kmを過ぎ、しかも上り。天気も回復し気温が上がっていました。でも予想したほど足のダメージは感じませんでしたし、心肺機能は全く普通でした。腕を振って体幹で走ることを心がけました。

30kmを過ぎると歩き始める人が増え、抜かすことが多くなりました。これはとても気持ちのいいことです。逆に抜かれると、気落ちしたことでしょう。前半は飛ばしたくても我慢し、後半や終盤のための体力を残しておく。やはり、マラソンは後半型のレースメイキングが奏功します。

35kmを過ぎるとさすがに足が重たくなってきましたが、携帯したジェルや塩羊羹で気分転換をはかり、給水所でいただいた梅干しを頬張って気持ちを入れ替えました。これまでの人生で走った最長距離は、高校時代の強歩大会での37kmでしたので、37kmを過ぎた時は「自己最長記録更新!」とテンションを上げて、最後の上りを頑張りました。

40km過ぎからは込み上げてくるものを抑えきれず、涙しながら走っていました。3年前に走り始めていなかったら、今この場所にはいない。そして、この感動と達成感を味わうも術も知らなかった。ランニングを通して知り合った“ラン友さん”との出会いもない。人生はきっとつまらない方向へ進んでいたはず・・・。

だからこそ、ゴールした時の感動は筆舌に尽くし難く、感涙にむせびました。沿道の応援とボランティアの方々のサポートと声掛けが素晴らしく、何度も救われました。感謝申し上げます。ゴール後は信濃毎日新聞の取材を受け、本日の朝刊にも載せていただきました。ありがとうございます!
これで今年の目標は達成しましたが、ここがゴールではありません。走ることの楽しさに憑りつかれてしまった以上、これからもずっと走り続けますし、次のフルマラソンでサブ3.75(3時間45分未満)やサブ3.5(3時間30分未満)で走りたいという欲も出てきました。

目標は目指すものではなく、結果として残すもの。そのために日々の小さな努力の積み上げがある訳です。これからもそんな当たり前のことを、ランニングと英語指導を通して生徒たちに教えていきたいと、想いを強くした初フルマラソンとなりました。

人はやればできる。
年齢なんて関係ない。
継続こそ力。
自分を信じられるようになるために、日々の努力がある。


信濃毎日新聞 電子版号外より


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我慢して、感謝して、笑顔で走る

2019年10月06日 | ランニング・筋トレ
いよいよ今日、第3回松本マラソンに出場します。

「初フルマラソンでサブ4」という今年最大の目標に向かって、今日まで過ごしてきました。家族にも協力してもらい、月間150~250kmの走り込みと筋トレ、食事や節酒など生活全般にまでも気を配り今日を迎えました。

先月の記事にも記しましたが、今日のレースプランは次のようです。

スタート~10km・・・55分00秒(5分30秒/kmペース)
10~20km・・・54分10秒(5分25秒/kmペース)
20~30km・・・54分10秒(5分25秒/kmペース)
30~40km・・・53分20秒(5分20秒/kmペース)

この通りに行けば、40kmで3時間36分40秒です。残り2.1975kmは気力で行けると思うので、とにかく40kmまでをどう組み立てていくかです。もっと端的に言えば、前半32kmを5分25~30秒/kmにまとめ、後半10kmの勝負に備えます。
ラン友さんからとても有意義なアドバイスをいただきました。

「フルマラソンは我慢のスポーツ。20キロまで思うよりゆっくり走る我慢、30キロまでペースを上げない我慢、最後に苦しいけど最後まで走りきる我慢」

「前半の貯金は借金の始まり」

「32kmまでは単なる“移動”。残り10kmをどう走るか考える」

松本マラソン コース高低図
レース本番だと高揚感と周りのスピードの流れに乗ってしまい、分かっていても最初の5kmを速く入ってしまいがちです。ハーフでは何ら影響はないですが、フルだと間違いなく後半に響くでしょう。松本マラソンはスタート直後2.5kmは下りなので、なおさらスピードが出てしまうかも知れません。だから、4分45秒/kmでハーフを走れる力があっても、絶対に5分25~30秒/kmに抑える。我慢する。体が温まってきて調子が出てくる10km以降も抑える。25~32kmの下りもスピードを出し過ぎない。とにかく我慢して抑える。そして、残り10kmで自分を解放する。

マラソンは自分との闘い。私がこれまで走った最長距離は高校時代の37kmですので、42.195kmは未知の世界。だからこそ、苦しい中で自分と向き合い、闘うことで、新しい自分に出会えると思います。

でも、最も大切なのは、3年前に始めたジョギングから走る喜びを知り得たこと、フルマラソンに挑戦できるまで成長したこと、そして何より、走りを支えてくれる健康と協力してくれる家族があること。

その感謝を表す唯一の方法は、笑顔で走っている私の姿を見てもらうことです。

では、初フルマラソンでサブ4の旅を楽しんできます。


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「ターミノロジー」という専門性

2019年10月05日 | 指導現場にて
明日は英検のため、受検する生徒との授業では、少しでも点数に寄与するよう、語彙力強化に力を入れていますが、準1級の予想問題で terminology という単語が出てきました。意味は「専門用語」で、同義語として buzzword や jargon などが挙げられますが、「ターミノロジー」と聞くと、私は早稲田予備校を思い出します。
私が大学受験生だった当時、三大予備校とは一線を画し、独特な授業や模試でその存在感を示していたのが早稲田予備校でしたが、浪人生のクラスで私立最難関の早稲田大学政治経済学部を目指すクラス名が「早稲田政経ターミノロジー」だったと記憶しています。地方の高校生だった私がそのクラスの様子を知るには、早稲田予備校の案内やパンフレットなどに載っている合格体験談でしかありませんでした。私が早稲田予備校の案内を手にしたのは、進学校の高校に合格したものの成績が振るわず劣等感に苛まれていた高1の冬で、高校の進路指導室前の廊下に置いてあった進路資料の一部でした。

でも、そこには大学受験を通して学問の奥深さと面白さに目覚めた受験生の言葉がありました。

いつからか、大学受験を通してそんな高尚な学びをし、人間的に成長したいと思い、早稲田大学政治経済学部が羨望の第一志望となり、母校となりました。

人生を左右するきっかけはちょっとしたこと。でも、それに気づき、己を変える行動と努力をするかで、その意義も変わってきます。


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泥臭い努力

2019年10月04日 | 実用英語
秋とは名ばかり(Autumn is in name only.)で、夏日の日が続く信州伊那谷です。

「~とは名ばかり」を英語で言うと in name only です。この表現は、アメリカ留学時代に時間さえあれば聴いていた National Public Radio で耳にして覚えたのを記憶しています。日本で売られているイディオム集ではまず目にすることはないので、生の素材から学ぶ意義を感じさせられ表現でもあります。
残暑が続きますが、今週はすでに60kmを走りました。体調も万全で初フルマラソンに向けて順調に調整ができています。

暑かろうが寒かろうが、やるべきことを淡々と継続し、その日を迎える。「凡事徹底」という泥臭い努力。結局、その泥臭い努力を格好いいと思えないうちは、ずぶの素人のまま。一流じゃない。

望む結果を出すための秘訣は意外と単純なことだということを、走ることで証明します。


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ラン歴4年目へ

2019年10月03日 | ランニング・筋トレ
昨日からランニング歴が4年目に突入しました。ランニングを始めた3年前は2kmを走っただけで呼吸がゼーゼー、汗はダラダラ・・・ase2。でも、今では仕事前に10kmを走るのが当たり前となりました。

健康と理想の体型を手に入れただけでなく、様々なことを感じ、学んだ3年間でした。ランニングをしている人やマラソン大会に参加する人が想像していた以上に多く、「こんな世界があったんだ!」と驚かされました。

そして、英語学習との共通点にも気づかされました。結果を残している人の意見を参考にしながら、まずは行動することでそれを実践し、自分に合ったスタイルに微調整しながら、日々継続する。理論と行動がかみ合った時に望む結果が出るのは、ランニングも英語もいっしょなのです。

この3年間の走行距離は

2016年10月2日~12月31日 251.7km
2017年1月1日~12月31日 878.4km
2018年1月1日~12月31日 1,518.0km
2019年1月1日~10月1日 1,566.9km

で、合計4,215.0kmとなりました。

3年前の10月2日に走っていなかったら・・・。その後、走り続けていなかったら・・・。そんな仮定法過去完了の世界は、考えただけでもゾッとします。

そう、継続は偉大。これからも継続の力を信じ、走り続けます。


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振り回される教育現場

2019年10月02日 | 2020年大学入試制度改革
9月29日の信濃毎日新聞朝刊の社説で、大学入試制度改革の問題点が大きく取り上げられました。以下に本文を引用します。
大学入試改革の混迷 見切り発車を止めねば

文部科学省が主導する大学入試の改革は、現行のセンター試験に代わる共通テストの実施が近づくに連れて混迷の度を増している。期限ありきで急ごしらえした制度の不備はあらわだ。このまま突き進んでいいとは思えない。

英語への民間試験の導入は延期し、制度の見直しを―。全国高校長協会は今月、文科省に要望書を出した。国公私立およそ5,200校が加わる組織が正面から異議を申し立てる異例の事態である。

共通テストは、現在の高校2年生が受験する2021年1月が初回となる予定だ。英語の民間試験はそれに先だって、来年4月から12月の間に受験する。

実際に受験が始まるまであと半年ほどしかない。にもかかわらず、英検など7種類の民間試験は日程や会場の全容がいまだに明らかになっていない。準備の遅れを隠しようもない状況だ。

高校長協会は、不安の早期解消を文科省に申し入れていたが、夏休み明けの時期になっても改善が見られないとして、もう一段踏み込んだ。全国470校へのアンケートでは、延期すべきだとの回答が7割近くを占めたという。

英語だけではない。国語に記述式の問題を取り入れることについても大学や高校の現場に異論は強い。一つは採点への懸念だ。

<公正さを欠く恐れ>

共通テストはおよそ50万人が受験する。採点は短期間で終えなければならず、1万人ほどの態勢が必要になるという。採点する人が多いほどぶれが生じ、入試としての公正さを欠く恐れがある。

極力それを抑えようとすれば、解答にあらかじめ条件を設け、採点も機械的に行うほかない。実際、昨年の試行テストでは、資料にある例に当てはめて書くよう指示し、文の書き出しや結び方まで指定する問題が出た。

これでは、記述式の目的である思考力や表現力を測れるのか疑問だ。複数の資料や文章から必要な言葉を抜き出し、設定された条件に沿って文を組み立てるのなら、表現力を見る余地は少ない。問われるのは思考力というより情報処理力だという指摘がある。

学校で数百人が受ける定期試験などと50万人規模の試験では、問いの立て方や採点の仕方が全く違ってしまう―。元高校教諭で日本大教授の紅野(こうの)謙介さんは著書で述べている。記述式でありさえすれば思考力や表現力を問えるわけではない。共通テストに導入する意味は見いだしにくい。

採点は民間の業者に委託することになった。大量の人員を確保するには、学生らのアルバイトに頼らざるを得ないとも言われる。どこまで採点の正確さを期せるか、不正を防げるのかも心配だ。

記述式の問題は各大学が個別の2次試験で課すのが本来だろう。人数が限られれば、解答を丁寧に読んで評価できる。採点のぶれが生じる恐れも少ない。

そもそも入試の改革は、各大学の個別試験を含めて考えるべきものだ。ところが、主体であるはずの大学は後ろに押しやられ、政府が前面に立って共通テストの導入は推し進められてきた。

安倍首相直属の教育再生実行会議が、高校、大学の教育とそれをつなぐ大学入試の一体的な改革を提言したのは2013年。「知識偏重、1点刻み」の入試からの脱却を掲げ、複数回受けられる新たな試験制度の案を示した。

<しわ寄せは受験生に>

その後、中教審や文科省の有識者会議での議論を経て、共通テストの導入が決まる。複数回受験といった大幅な制度変更を当面見送る一方、記述式問題と英語の民間試験を目玉に据えた。

21年を初年とした根拠や経緯ははっきりしない。また、センター試験をなぜ変える必要があるのか、具体的に検証されたとは言いがたい。大学や高校での議論の積み上げがあったわけでもない。

英語の民間試験は、公平な受験機会や入試の公正さを確保できるか、危ぶむ声が当初から出ていた。とりわけ、住む地域や家庭の経済力によって有利不利が生じることは見過ごせない。その解消さえおぼつかないまま、既定方針として導入を無理押しする文科省の姿勢は誠実さを欠く。

民間業者が参入する余地を広げたことで利権の構図が生まれ、入試制度の土台をゆがめないかも気がかりだ。同じグループ傘下の事業者が、記述式の採点を請け負い、模擬試験も手がける。さらには英語の民間試験を運営し、その対策本も出していると聞けば、釈然としない気持ちになる。

しわ寄せを受けるのは受験生だ。教育の独立や学校現場の自主性も損なわれる。いったい誰のため、何のための入試改革なのか。根本から問い直す必要がある。見切り発車をさせてはならない。まだ止めることは可能だ。

信濃毎日新聞の社説が大学入試制度改革の問題点を取り上げるのは3回目になります。過去の社説は以下をお読みください。

英語民間試験 導入を無理押しするな(8月28日)
英語民間試験 今ならまだ立ち止まれる(7月8日)

事実として、混乱している教育現場の一例を挙げさせていただきます。複数の生徒に確認したところ、来年度強行実施予定の「英検2020 1day S-CBT」の予約申込締切が今月7日に迫る中、地元の進学校で私の母校でもある伊那北高校でその旨のお知らせが、ようやく昨日配布されました。

しかし、それは、申込の是非を1週間で決めなければならないことを意味します。予約申込受付は先月18日スタートだったので、この配布自体が遅すぎます。しかも、予約金3,000円が返却される申込取消の期間は8日~15日の一週間。申し込んですぐ取消も検討しろということになります。高校側の対応が後手後手になっている感が否めません。

更に、伊那北高校では外部試験の選択肢を増やす目的で、練習として年末にかけて生徒たちにケンブリッジ英検を受けさせようとしていることも分かりました。地方の生徒なら英検かGTECで十分です。いや、都市部でさえも、多くの生徒の選択肢となるのは、すでに慣れ親しんでいる英検かGTECのはずです。ケンブリッジ英検を受けさせようとしたところで、高額な受験料(レベルによるが9,000円~20,500円程度)が必要となるだろうし、練習とはいえ一応の対策もしなければなりません。そんなに英語だけに時間を割いていいのでしょうか。当たり前のことですが、大学受験の科目は英語だけではありません。他教科を勉強する時間が奪われてしまうのは明らかです。

しかもですよ。そんなに躍起になって受けた英語民間試験の結果を大学受験の合否判定にしっかりと使おうとしている大学はごく一部です。ほとんどの大学が、今回の制度改革の公平公正さに疑問を抱き、参考程度にしか利用しません。

端的に言いましょう。「英検2020 1day S-CBT」で2級が取れればいいのです。内容・レベル的に現状の英検2級と同じですから、その程度の準備でいいのです。そして、従来通り、センターと二次試験に向けて勉強すればいいだけのこと。民間試験に振り回される必要はないのです。

ただでさえ生徒たちは混乱しているのに、そこにケンブリッジ英検を受けさせようとするのは、現場の先生たちの混乱ぶりを象徴しているように感じました。生徒たちが強いられる不必要な不安と負担の最後の砦が高校であるはずなのに、その高校側が外部試験導入に踊らされています。伊那北高校の先生方が悪いのではありません。受験生と同様に指導現場の高校の先生たちも被害者です。このような制度改悪を強いながら、現場の大混乱を見て見ぬふりをしている国の責任です。
学の独立を目指した母校・早稲田大学の大隈さんの目に、この現状はどのように映っているだろうか。

日本の大学入試は、死にかけています・・・。


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9月のランニング・筋トレ総括

2019年10月01日 | ランニング・筋トレ
今日から神無月。先月のランニングと筋トレの総括です。

2019年9月のランニング走行距離は247.7km、走行日数は30日中25日でした。

2019年の月別走行距離 (  )内は前年同月比 
 1月 126.5km (-6.4km)
 2月 160.0km (+18.0km)
 3月 214.0km (+109.0km)
 4月 242.3km (+190.3km)
 5月 151.5km (+46.2km)
 6月 151.5km (+45.5km)
 7月 112.0km (-8.3km)
 8月 150.9km (+46.6km)
 9月 247.7km (+134.1km)

2016年10月2日にランニングを始めて以来の3年間で、月間走行距離が最高を記録し、200kmを超えたのも4回目となります。2019年の走行距離は1,556.4kmとなり、昨年一年間の走行距離1,518.0kmを超えました。昨年は一昨年よりも走ったと感じていましたが、今年のこの数字を見るとその当時の自分はまだまだ甘かったなと思います。これを成長と言うのでしょうけど・・・。

先月はハーフマラソン大会に2回出場しました。今までは疲労の蓄積等を考えて、月1回を考えていましたが、走力がつきフルマラソンを視野に入れ始めると、ハーフマラソンを実践的なトレーニングの一環として考えられるようになりました。レースでは、普段の独りでの練習(=ボッチ連)では気づけない学びがあり、収穫がたくさんあります。

筋トレに関しては、今月の初フルマラソンに向けて体幹をもう一度引き締めておこうと思い、20kgのダンベルを使ったサイドレイスを左右各30回ずつ、プッシュアップバーを使った腕立て伏せを連続30回を含めて50回、バイシクルなどクランチを200回、毎日続けています。そのおかげで上半身もランニングに必要な範囲内での筋肥大ができ、腹筋はかなり絞れてきました。
人生初のフルマラソンでサブ4という今年最大目標達成へ向けて、やるべきことを継続するのみです。そのスタート地点に立った時、「これだけやってきたのだから、あとはレースを楽しもう」と笑顔になれれば、結果は自ずとついてきます。


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