ファイナル終了しました。
第2戦、第3戦でスランプに落ちいった我が娘、リベンジを誓っての最終戦。
選抜で勝ち残った男の子が激しく繰り広げる海の大立ち回り、そこへ混ざって挑むも、さすがは男の子たち。
トップの3人は中々先行を許してくれません(そうじゃなきゃ男じゃない)。
結果は年間ランキング5位、全てのレースは男女分け隔てなく同時参加で行われていますから、ある意味仕方のない事とは思いますが、
女子としてのカテゴリーがあったのなら当然1位です。
しかし、レース展開含めて海の男(子)達は本当にすばらしい、全てが思うようにならない自然を常に相手にしていることから
まずは顔つきが違います。
しまった表情に精悍な目、無駄のない成長期の身体に日焼けした肌。
精神的な面はといえばとうぜん優れている。
ヨットレースの国際ルールは普通のスポーツとは遙かに異なった紳士性を高度に求められるスポーツそのもので(故にヨーロッパの王室
や貴族が盛んに教育へ取り入れている)、それは海面いっぱいに展開する艇と、その選手達の全てに審判の目が通せるわけではないことからきています。
やろうと思えば いくらでもごまかすことが可能だということです。
ところが選手は、思わずやってしまった反則ふくめミス等、自分で認めばならず、さらにそれを行動を以て他艇に示さねばなりません。
それが出来てトップに入れる者は賞賛され、いくらレースが早くても紳士でないものは次々と排除されていく世界。
常に高い精神性を要求されるスポーツなのですね。
さて、最終戦がこれで終了したわけですが、トップのレベルがあまりにも高いことから一人だけでは勿体ないとの声があがり(僕が見ていても僅差です)、やはりというか日本代表チームが結成されました。
チーム遠征にはまだ種々の問題がありますが、それらが全てクリアされれば、娘は今年の夏におこなわれる世界大会において、
ジャパンチームの一人として戦うことになります。
世界へ挑む日の丸は年間ランキング1位から3位までの男の子たち3人、そして女子代表は5位(女子1位)のうちの娘。
僕は見に行くことができませんが、侍の姿(心)というものを、世界中の子達のまえで披露してもらえればと僕は思っています。