帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

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ノースセイル パワーエクステンション 2の オーバーホール方法

2019年07月09日 | ウインドサーフィン 

レース用セイルなどを張るのに欠かせない?のが 

NORTH SAILS POWER EXTENION 2.0

 

 

ですが、やはり使っている内に色々な部分にガタや摩耗パーツが出てくる。

三浦のウインドサーフィンショップである TEARSさんに問い合わせればパーツは全部揃いますが、

意外とばらし方の説明を紹介したHPがありません。

 

なので、今日は写真多数使っての説明、 コツも紹介します。

 

バラすのはこの部分からで、六角レンチ二つで左右から緩めます。

ネジが外れたらシャフトを抜きますが、 結構ピッタリなので、簡単には抜けてくれません。

ドライバー等を使って軽くタップし、 ある程度出てきたら ペンチなどで抜きます。

ラジオペンチ使うと、テコの要領で簡単に引き抜くことが出来ます。

シャフトが抜けたら、アームとギアを取り外しますが、この時にワッシャーを落としやすいので注意。

ワッシャーはこの部分に入っています。

プーリーを取り外しますが、ローラを無くしやすいので注意。

はずれた ギア部品です。

爪がゆがんでいたり、摩耗していたら交換が必要。

でないとダウンが引けません。

アームの裏表

リテーナーを外しますが、 この時にスプリングを無くしやすいので注意。

ボトムの取り外しにかかります。

この段階でシートが邪魔なら抜いてしまいます。

ボトムは、下の3つのステンレスネジを緩めて引き抜きますが、

ロックピンが有るので、そのままでは抜けてくれません。

ピンの抜き方ですが、下の写真の様に ボトムに穴が開いてますので、ここからドライバー等を挿し込みます。

そして力入れて押し込む

スプリングの力で抜けてきますので、指でつまんで引き抜く。

このロックピンですが、

中には、こんな感じで入っています。

外すのは赤矢印のベロ部分を押すことで爪の引っかかりが外れ、スプリングの力で自動的に出てきます。

プラスチック部品なので、 このベロも何度かオーバーホールすると壊れる可能性が有り、消耗品です。

爪はこの部分にかかっています。

ロックピンが抜けたら、ボトムのネジを緩めます。

ボトムは結構しっかり入っているので、簡単には抜けてくれません。

なので、この部分にドライバー等を入れ、 こじる感じで抜きます。

ある程度出たら指で引き抜きますが、

ラッチ機構のL型ピンと、スプリングが有って、 スプリングを無くしやすいので注意。

ボトム

ケース側

衝撃を受ける場所でもあるので、クラックが入っています。

ただ、交換するほどでもありません。

ばらしはここまで。

各部品を清掃もしくは交換したら、

組立て。

まずスプリングを取り付けて、 ラッチピンを刺し、 ボトムを指で押し込んでいきます。

きちんと奥までボトムを押し込んだらスクリュウを締めて、リテーナーとスプリングを戻します。

シャフトはプーリーを戻してから、挿し込みます。

左右のどちらから挿し込んで戻しても良いのですが、 左からの方が組み立てがやりやすいです。

少しシャフトを出して、ワッシャーを戻します

ギアユニットを取り付けてさらにシャフトを押し込みます。

*ギアをきちっと合わせないとシャフトが通りません。

アームを取り付けて、さらに押し込めばOK

きちんとシャフトが通るとこうなりますので、六角レンチで締め付け。

外したシートを戻すのは、この部分にシートの先端を少し挿してから、レバーで巻き上げます。

巻上げるときはシートをこのようにして持つと、変な巻き方にならずにすみます。

横にずれたりしたらまたシャフト抜いての作業となる・・・・

ある程度出たら 結ぶ。

きちんと組立てられていると、きちんと巻上げできるので、問題ないことを確認したら、 

ロックピンを戻します。

押し込むとカチッ!という音がします。

 

OK

 

以上が、 分解から組みたての一部始終です。

とても便利で使いやすい パワーエクステンション。

時々ケアしてあげて、快適なウインドライフを送りましょう! えへへ