帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

台風でウルトラガスティ でもって1時間半

2022年09月25日 | ウインドサーフィン 

台風一過の晴天予報。 「ワ~イ!!」、つ~ことでやって来ましたゲレンデ。

 

駐車場は「やっぱりな~」という程の車の混み様で、 みんな強風を期待して来ているんですけど、 沖をしばらく見ていると”よく解らない?風”というのが正直なところ。

自分が着いたのは9時45分くらいで、クロスオフの北北東の風。

ブァ~と吹くとプレーニングして、その後突然無風の繰り返しという感じ。

スラロームなら7~8くらい、 フォイルだと5~6くらいかな?

でもって、どうするかで散々悩んで、 ボードは何時ものフォーミュラー、フォイル(ウイングは760)、

そしてセイルはフォイルライトの7.0をチョイス。 

例のごとく、一枚のボードで全風域乗れることを目指しているので、当然?というかフォーミュラーです。

 

10時半くらいに出てみると、ガッ!!という感じでブローが入り、しばらく続くとストンと無風になる。

シフトは無いけど、とにかくウルトラガスティ。

 

海面そのものはかなり荒れていて、感じ的には細身の100Lクラスのスラロームに7.5がジャスト!?という感じだろうか・・・

 

デカくて幅のあるフォーミュラーで、こんな荒れた海面なんてのは走れた物で無く、当然フライトさせて走る事になりますが、ど~にも風の案配が悪い。

 

やっかいなのは、ブローが続いている途中で、暴力的なブローがさらに重なってやってくること。

まるでボクシングの連打パンチみたい

 

そんなんですから、初めはかなり乗るのに苦戦して、でも30分もすると慣れてきてバンバンと海面の上を飛んで行きます。

フライトしている途中で、その暴力ブローが来ると、浮力が付きすぎて海面からフォイルが抜けてしまうので、

全体としては余り高くフライトさせず、半分くらいより少し高めの70cm位の高さをキープ。

ボードがギリギリ波頭に接触する程度を保ちつつ、時折来る大きな波の時は高く飛ばして乗り越えて、再び低空飛行に戻る、

それの繰り返し。

 

ただ、段々と風が強くなり、しかも不安定に変化する様になると、唯々おっかないの一言。

白波立っている海面と、”セイルが立っている(無風)”という極端なエリアで海面がゴチャゴチャ混在していて、

そうですね~風の塊があちこちに出来て、それが適当に間隔を開けながら海全体を流れているというか・・・

 

やがて7.0で完全オーバーが連発するようになって来て、酷いときはブームでセイルとボードを押さえ込んで。

同時に両足でメチャメチャに左右に振られるボードを抑えることになる。

 

暴力ブローに、フォイルのマスト、セイルのヒール角度を合わせていると、突然無風になり、一瞬で強烈な上り角度になったりするから、

絶対に気を抜けないし、特に前から他のセイラーが来たりすると、極端に緊張する。

逆に、突然暴力ブローが来て、抑えきれずにアンヒールになり下らされると、今度は最高速アタック宜しく速度の落としようが無い。

 

乗り出して1時間もしたころですかね、さらに状況は厳しくなってきて、それにともなって乗っている人が減っているのは確か。

で、そんなんですから、車の台数に反比例してセイラーはかなり少ない状態。

もっとも、レーサークラブの人達は練習コースでまとまって走っていて、それ以外のセイラーになると、そんな感じかな。

 

この辺りから、出てくるフォイルは多分4点台から上級者で6くらいとなり、自分の7.0は正直いって危険すぎます。

ブローが入ると海面全面が真っ白になるほどの酷さですから、多分15mオーバーの17mあるんでね~の?

 

そんな中で大人しく?(笑)乗ってましたが、ジャイブの出来るような風の状態では無いし、メチャメチャに変化するのと海面の荒れがとにかく酷いので、スラロームの人達はジャイブでこけまくり。

「ぶぁはははは!」  ←実に失礼な男

自分は?というと、ボードがデカいので普通にジャイブできますが、フォイルジャイブが恐ろしくて出来ない。

暴力ブローで握力まけてしまうし、めっちや不安定なわけですが、理由は簡単でして、使用しているセイルサイズが大きすぎるんです。

やっぱ4点台のセイルを買わないと駄目かな~ 

 

特に今日みたいな暴力ブローが混在の状況だと、とにかくセイル自体のコントロールが極めて難しくなるので、

それ避けるためにどうして速度を上げて行く事になる。 

一体、どんだけ速度が出ているのか判りませんが、凄まじい速度である事は間違いなくて、

その状態でスピードを落としたりが出来ず、というか全然無理。

 

かといってボードを着水させると、速度が一気に落ちますので、暴力ブローでセイルがメチャメチャにふられるので仕方ないんです。

 

ただ、さらに身体と感覚が慣れてきてさらに安定した飛行が出来るようになり、 どんなブローが来ても対応できるようになってきて、

これって本当に不思議ですよね。

 

ただね~、この夏の前半に、こうした条件下で走っていて、左目の上に半端ないタンコブと、そのあと2週間ほど目にデカい青たんが出来た記憶が多少トラウマになっているので、

今日は適度なところで終わらせることにしました。

 

そのままずっと乗りたいのは山々ですが、その時みたいに、疲れきった身体でのセイリングを避けるのは

自分の身体に危険性を及ぼさないための最良策。

 

あの時は、午前中に数時間デカセイルで乗って疲れ切り、午後に爆風下で腕上がらないほど疲れているのに無理して出た事で怪我しましたから。

 

浜に上がって時間みたら12時ジャスト。

約1時間半の飛行?でした。

 

昼を食べて、1時半にはゲレンデを離れましたが、その頃にはドッカンブローこそ有りますが、 

それは海面の一部分だけで、それ以外はセイルが立っている様になってきて、そのころになると海面はどっと繰り出したセイラーで一杯。

 

どこにいたん?この人達・・・   という状態。

午後も乗ればよかったかな~とか思いつつハンドル握る翔でした。