帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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ロータスマンボウは欠陥車? 著しい水の浸入と床腐食

2023年08月31日 | キャンピングカー ロータスマンボウ

前の記事で、 車体キャビン最後部の水の浸入と、床の腐食のことを書きましたが、

今日はその続き。

正直言って欠陥車かいな!? と言いたくなる。

最後尾のバンパー部分にシーリングを施して、とりあえず、左の角からの水の侵入はシャットアウト。

 

で、今朝のことだけど、 もしかして・・・・とキッチン内部の下の床を指で押してみたら、

案の定一部分がフカフカ。 

ということは、 キャビンの周囲にこうした水の浸入と腐食が発生しているという事になる。

なんだそりゃ!と言いたくもなるが、事実だ。

で、バスタブの横のカバーを開け、隙間から内部を見たところ、クッションフロアが捲れていて、多分湿気による物だと思うけど、床板が真っ黒

つ~事は、こりゃ~間違いなく腐食しているだんべ! と、オーニングロッドで引っ掻いてみると、

面白いほど表の床板がこそげる。

やっぱり・・・・・、

次にダイネットシートのフロント側(リア側は水タンク有るので見られません)で手の入る壁側に近い処を、やはり指で押してみると案の定フカフカ。

 

全然大丈夫な処も有る事から、全体にという事では無く、 部分的にこうした部分が発生しているという事になるわけですが、なんでこうなるの? と唖然。

キャビンと床の付け根部分(接合部分)から水が浸入しているという絶対事実に間違いは無く、

ただ、この接合部はボディカバーで全体が覆われているので、となるとボディカバーとキャビンの間に隙間があってそこからキャビンボディに滴って?という事になる。

車体をよく見てみると、やはり水が浸入するほどの隙間が有り、もしかしてここからかいな??

 

検証という事で、ホースを持ってきて、 ジェットモードにして思いっきり隙間に流れ込むようにして水を掛けると、

特にこの部分

やはり・・・・・

ちなみに、昨日シーリングしたバンパーの部分は、どんなに水を掛けても水の浸入はありませんでした。

ちなみに、ボディカバーと車体の間に、隙間が殆ど無いところは、床板もダメージ受けていませんので、水の浸入も殆ど無いんでしょうね。

なんだろうね~ 、これって絶対的に構造的欠陥だよな~と思うのですが。

 

100%確証があるわけではないのですが、下手な絵で水の進入路を説明します。

マンボウの床と上のキャビンの接続はこうなっている。

車体左側の角部分のイメージ図なのですけど、まずは床が有り、その床はボトムがFRPそしてスチロール材があって、ベニア、トップにクッションフロアが張られている。

車体との強靱な結合と、床含めた車体の強度を保証する為に、床には鉄製のフレームが入っていて、(すいません実際のフレームと絵はすこし違います)、床板がよじれる等が発生することによるキャビン部のゆがみなどが起きないようになっている。

キャビンは外側がFRPで、スチロールをサンドして室内側にベニア、そして壁紙という感じで壁構造になっている、

車体一番角のR部分はそうした構造がおそらくされておらず、コーナー部分の内側はスチロール等は無く、

その空間にウインカーユニットが取り付けられられる様になっている。

 

キャビンのボトムは車体外装でもあるFRPが90度曲げられて室内側にベロ状態になっていて、

これが床の上にキャビンを固定する為に役立ち、 多数のネジで床に固定をされている。

 

雨水の浸入はこの床とキャビン部の接合部からであるのは間違いなく、接合部のボデーカバーの隙間から侵入した水は

壁を下まで伝って、接合部まで達し、そして車内に侵入する。

 

初めは床のベニアなどはしっかりしていて、水が多少浸入したくらいではフカフカにならないが、

一度入り込んだ水は、床の一番上に張られたクッションフロアで蒸発が妨げられることから、乾くより先に、次の水の浸入でどんどんと腐食範囲が広がる。

*車体左角部分を寝転がって撮影

床がフカフカになった部分は、 このボディカバーと車体との間に隙間があるところを中心にしているようで、

侵入する水は量的には大したことは無いのだとおもうのですが、何分入り込んだ水分が放出しにくいので、始末が悪い。

これね~、簡単に言うと完全に構造的な欠陥で、 キャビンと床の結合している部分をカバーするようにキャビン部を造れば起きないこと。

スカートみたいな形状にしてしまえば良い訳なのですが、そうなっていない。

 

床板は腐るとフカフカになり、走行中の車体ゆがみや応力が掛って潰れるので、 それが元で接合部の隙間をさらに造る原因となってしまう。

広がった隙間の奥には綿みたいにフカフカで繊維状になったベニアがあるので、どんどんと水を吸い込む。

 

最悪の連鎖というか、やはり構造上の欠陥。

大体にして、 床板の切断された末端に防水処理がしてあるのかどうかが怪しい。

 

まあ、そんなわけで、このマンボウというキャンピングカーは車体の劣化が進むようなのですが、これを止められるのか?というと、何とも言えない。

 

とりあえず、 ボデーカバーとキャビンボディの間の隙間をシーリングする以外には対処方法が思いつかないので、

やることにしました。

 

両側ともシーリングして、後は様子を見るしか無いわけですが、 腐食の進行した部分は上のクッションフロアをカットして少しでも乾燥させれば、床全面が腐ったわけでは無いので何とかなると思うが、

この水の浸入による、腐敗が全体に広がったときが、この車の寿命なのかな?なんて思ったりもして、

ただ、ウインドサーフィンを楽しむために色々と手を加えて、使いやすい車になっているし、思い出や愛着が強く、

 出来ればエンジン含めて動力系やその他各所が駄目になるまで乗れたらとおもっている。

 

新しいキャンピングカーに買い換えたいな~とも思うけど、 高いんだよね~昨今のブームで。

まあ、乗れるだけ乗って、どうにもならなくなれば最後には、買い換えしますです。