依頼リフォームの続きです。
海に行きて~な~ とぼんやり思いつつ作業する翔ですが、今日は1階和室の漆喰塗り。
普通の漆喰を水に溶いて塗るか・・・・・とか思っていたんですけど、混ぜ合わせや水量調整等々、 週末の二日間で左官作業併せて
完了させるのは時間的に難しいので、 普通に”漆喰うま~くヌレール”を今回使いました。
いいんだけど、コストがね~ も少し安くならんかいな?
塗る予定の壁の表面は大嫌いな砂壁で、ボロボロと落ちまくっていた砂を可能な限り束子で取り除いて、その上にまるごと固めるシーラーを塗布して済ましてあり、下準備は完了済み。
まずは柱に、定番のマスキングをして行きます。
癖で?施工は左から右へやっていきますが、少し固めに練り上げられているので意外に力が要ります。
メーカーのお勧めの専用コテを今回使ってみましたが、自分の感覚としては普通のカナゴテの方が良い。
持ってきていなかったので、その専用コテにて作業開始。
角(四方)から塗り始めて真ん中目指して施工しますが、 上から下に流れて行っても良いし、人によってかな・・・・
やり方は。
施工した表面はこんな感じ。
今回、下塗りをしてから上塗り予定なので、一回目はできる限り薄付けししますが、後で問題が発生しました。
砂の表面がしっかりしていた、上記写真のような処は良いのですが、
かなり表面が荒れていた処になると、残っていて固められた砂粒のトップと、砂が剥がれたボトム面とでどうしても厚塗りになってしまいます。
さらに、固めていてもコテですられることで発生する砂粒が混じって、結果的に厚塗り状態になり、
また、砂が混ざってなんというかざらざら感が・・・・
だから嫌いなんだよな~砂壁。
なので、今回ははじめから2回塗り予定で、 明日に仕上げ塗りをしますが、懸念していたある事がやはり起きた。
というのは、漆喰は表面に当然の凹凸が出来ます。
その凹凸が作り出す影が魅力なのですけど、 そもそもが平面では無いこの家の壁ですから、その陰影が余りよろしくない。
壁面として凹んでいる部分は全体的に薄暗くなり、逆に出ている壁面部分は真っ白という状態になる。
壁紙だと、陰影が殆ど無いので、 模様として塗り壁風とかであっても、基本全体が真っ白になるんです。
やはりボードを張ってクロスの方がよかったかな~とか、今更思うのですが、まあやるだけやってみて今後のことを決めたいと思います。
一番壁面が荒れていた南窓の上、西側の窓の上下あたり、特に西の窓の上は元々エアコンが取り付けてあった処を、パテ処理して、
凹凸があるので、どうしても漆喰が厚くなってしまう。
やっかいだな~と思いながら作業しますが、 案の定、懸念していた処はヘアクラックが大量に出ました。
夏場という事も有りますが、予想通りでもあり、 まあ明日にその辺は期待します。
窓締めてエアコン付けて室温調整しながらの方が良かったべか・・・・と思ったりもするのですが、 やはり厚付けぎみになったのが
原因の90%でしょう。
とだんだんと終わりに近づきますが、最後の部分を塗る前にトラブル発生。
専用のこれが割れてしまった・・・・・・
先端の部分がないことになりますから、施工が一気に難しくなり、 仕方ないので、パテのへらを応急で持ってきて施工。
6畳の部屋一つ施工して割れてしまうとか、耐久性なさ過ぎ!!
そんなんで、最後の方まで施工して、一回目は完了。
下の写真の窓の上とその真横の上下壁に大量のヘアクラック、一番右の壁は光の加減か?薄暗い色が出てしまっています(笑)
ヘアクラックの処は漆喰が厚いので真っ白、 一番右の壁は薄付けなので字がうっすらと見えるっという訳です。
まあ、なんだかんだ言っても、明日の2度目を塗らないことには最終的な結果判断は出来ませんが。
うまくぬレールじゃ無くてモルモルの方がよかったかな?とか、いまさら思う翔です。
施工は、時間的にマスキングを除いて6時間くらいの作業でして、時計見ると午後の3時。
次の作業に取りかかります。
剥き出しだったホワイトウッドにウレタン塗装を施します。
当然のマスキング塗りですが、僕の場合こうした木目を生かす場合は、絶対に水性は使いません。
理由は簡単で、水栓は塗膜が薄くて、仕上がりが薄汚いから。
油性のウレタンは仕上がりが本当に綺麗になります。
油性のウレタンは艶が凄いし、塗膜も丈夫。
水性だと塗ったのか?塗ってないのか?判らない程でしか無く、 やはり油性にはかないません、
ただし・・・・・・シンナー臭がね (笑)
木目が出ている部分は、1階は収納廻りと洗面脱衣所の入り口。
2階は階段踊り場の窓枠ですが、ここは透明ウレタンでやるか、油性のペイントやるか迷っています。
今回、家の窓枠は全て有色なので(長年の太陽光照射で木の表面がボロボロでしたからその保護かねて)、2階踊り場の窓枠だけは木目なのはバランス的に変ですから。
こうした塗装していると、木の色が濡れた時のように深くなり、表面がグロスし始めて本当に綺麗になります。
なんにも塗布していない状態だと、何かダサク見えるのは当然ですが、それが一気に変わってしまう・・・・
塗装というのは魔物で、 う~ん女性のお化粧と同じだろうか?? ダハハハハ!
まあ、そんなわけで、時刻は午後の4時、この後ホームセンターに行って資材を揃えねばならないので今日はこれで終了です。