ベバストを取り付けて後に初めての車内泊だったのがこの間。
でだ、構造上仕方ないのですが、 マルチコントロラーの温度設定と実際の室内温度が違いすぎる。
コントローラーで 20度にセットすると、 室内は亜熱帯並の温度になる。
これ、温度をどこで見ているか?というなら、ヒーター本体内部のコントロールモジュール内部に有るセンサーが検出していて。
今回取り付けたのが、ダイネットや水タンク横のところをリターンエアが通過してくる様な取り付けなので、ヒーターに戻るまでにすっかり冷えてしまい。
それを室温として検出しているので、実際のキャビン内温度とはかなりの隔たりがある。
ちなみにコントローラーで10度にセットしておくと 室温が20度くらいで、
10度の差なのですが、コントローラと、室温に差があるのが妙に気になる。
なので、 試しに? 純正品の温度センサーを取り付けて見ることにしました。
AT2000 2000S D や Bは10kΩの NTCサーミスタをコントロール基板に設けて温度センサーにしているので、 とりあえず10kΩのNTCサーミスタを取り寄せて、 接続してみたところ、 アラームを出して、起動しない・・・・
OUTということです。
基本的な値が違うんだろうな・・・・と純正品の温度センサーを取り寄せ、温度を変化させて値を測定したところ、25度で約8kΩ付近で、全く値が違う。
どうりで、アラームが出るわけです。
取り付けはまずセンサーの位置
ここにしました。
配線はエアコンのダクトがとおる閉鎖部分を通して水タンク横に
出てきた配線がこれ
後はコネクターですが、
以前まとめたのをほぐし、 端子を付けて、念のために半田。
コネクターが付いたら接続して、また不要な配線をまとめて終了。
他のやることがあるので、テストはまた後日です。
追記:2018年1月16日
温度を20度に設定して、半日ほど運転されたまま様子を見ていましたが、 時折中に入る度に感じるのは、ほぼ設定したあたりの温度で安定していて、 やっぱり外部温度センサーの恩恵は大きいなと思います。
表示と実温度が大体同じなのは、精神的?にもいいですから(笑)
ヒーター内部の温度センサーは キャビンの人がいる空間との温度差が必ず生じます。
理由ですが、 ヒーターからダクトを通り、 室内へと放たれた暖かい空気は、
やがてヒーターのエア吸い込み口に戻ってきます。
ただ、ヒーターの設置場所は たいていは奥まった閉所ですので、 そこへエアが通ることで実際のキャビン温度より冷やされて低くなります。
ディジタルディスプレイの設定温度に対して、 ヒーターに吸い込まれる温度がかなり低いわけですので、まったく設定温度と違う感じになります。
暖房エアが循環して、閉所の隅々まで温まればこの温度乖離は少なくなりますが、
やはり違和感は必ず出ます。
ディジタルディスプレイ式は格好が良いですけど、 温度センサーと一体になって初めて正確にヒーターを運転できるようになっているので、
特段タイマー機能などを使わない方は、
ローターリー式のリモコンの方が体感的には使いやすく感じます。
正直私も、 ロータリー式の方が好きです。