四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

衆議院議員選挙に向けて

2024年10月03日 | 選挙

日㈭朝から京都へ。12時半から議員団会議

 13時15分から本会議意見書や補正予算を議決した。本会議冒頭で、京都府警の白井利明本部長報道された暴言について、事実を認めて謝罪され、今日付け警察庁長官から訓戒処分を受けたこと、10月14日付で長官官房付に異動することを報告された。

 夕方綾部に戻り、夜の会議の準備など。

 18時から衆議院議員選挙対策綾部本部の役員会を開催し、自民党綾部支部役員と本田太郎議連の議員に集まっていただいた。

 10月9日解散、15日公示、27日投開票で、衆議院議員選挙が行われることになっている。

 綾部選対でも役割分担し、綾部市内でどれだけたくさんの票を積み上げられるか、そのために活動を進めていく。

 選挙日程について、綾部選対の役員会でも「石破総理の言うことが総裁選時と違う」という苦言が出されたが、「もともと10月1日に国会招集という日程は、総裁選中に岸田前総理が決めて各総裁候補に通告しており、10月中の総選挙は前政権からの既定路線であったと思う。石破総理がそれをひっくり返すことはできたが、菅副総裁や森山幹事長の進言を聞き入れ、既定のレールに乗っかり、批判は自らが受け止めて他人の責任にせずに走ると決められたのではないだろうか?」と説明した。

 「裏金議員」の処分については、私も全く甘いと感じているが、当時の茂木幹事長が自ら処分することで旧安倍派から恨まれるのを嫌がり、森山総務会長が仕方なくその役割を引き受けて現在の処分が決まった経緯がある。

 その森山総務会長に石破総裁は幹事長を引き受けてもらったわけで、「汚れ仕事」をさらに汚すわけにはいかないというのが、これも石破総裁の判断だろう。「有権者に選挙で審判していただくしかない」との思いで、あえて弁明もされないのだろうと思う。

 石破内閣は「自民党を掃除しよう」と思っているのだと考える。

 会議の後は30分ほど府政報告を行い、意見交換の時間も取らせていただいた。


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地方VS都市だった自民党総裁選

2024年10月02日 | 論評・研究

102日㈬12時半から議員団会議15時から予算特別委員会の全体会出席した。

 夕方久しぶりに綾部に戻り、夜事務所で書類整理とブログ書きなど。21時には涼子を迎えに福知山へ。

 

■石破内閣が発足

 昨日、自民党の石破茂総裁が第102代内閣総理大臣に就任され、組閣・党役員人事が行われた。

 閣僚や党役員の顔ぶれに派手さはないが、世界戦争の予兆もある今、総選挙の最中でも国政を疎かにできないということを考えると、安定と仕事ができる大臣、党役員を配置し、手堅くスタートしたのではないかと考えている。

 

■石破総理「地方創生交付金の倍増」

 石破総理の所信表明演説の中で「地方創生交付金の倍増」という文言が入るという報道があった。

参考:NHK「石破首相 所信表明演説で地方創生交付金 倍増目指す方針で調整」

 過疎化の進む山陰地方、鳥取県選出で、田中角栄元総理の愛弟子である石破総理地方の河川・道路・鉄道や農林水産業等のインフラ整備予算を倍増させれば、裏切らない地方の厚い支持が得られることがよく分かっておられると思うので、「地方創生交付金倍増」だけでなく、「地方のインフラ整備予算倍増」を進めていただきたい。

 アベノミクスは株価を上げたが、その経済効果は地方には波及しなかった。都市部の富裕層や大企業に恩恵を与えたが、若者や地方住民の懐は温もらなかった。

 

 今回の自民党総裁選で1位を争った石破氏と安倍元総理の「後継者」を自称し、アベノミクスを礼賛する高市氏の得票分布を見ると、それが顕著に表れている。アベノミクスで潤った地域とそれが及ばなかった地域に分かれている。

 赤色が石破氏が1位をとった都道府県、紫色が高市氏で、これを見ると「太平洋ベルト」地帯の都市部は高市氏、それ以外の地方部が石破氏と、くっきりと分かれていることが分かる。

 全国の党員・党友票でわずかに高市氏が上回ったのは、都市部は人口が多いため。衆議院の小選挙区選挙では地方に強い石破氏の方が「議席数が稼げる」のだと思う。

 

■地方VS都市だった自民党総裁選

 都市部は立憲民主党、日本維新の会もそこそこ強い。それらの政党は都市の浮動票を票田にしている。おのずと野党は都市住民の利益を増やす政策にシフトする。

 高市総裁になっていれば、自民党も都市住民への利益供与政策を掲げ、野党との違いが鮮明にならなかっただろう。

 積極財政派の方々からは、そのお金を使って地方の道路や農林水産業に投資するという言葉は出てこない。原発新増設、成長産業投資、IR(カジノ)、防衛産業などは叫ばれるが、それでは地方と都市の格差は広がるだけ(広がってきた)。

 今回の総裁選でも、これだけ「米不足」「異常気象」「災害」など農林水産業に関連することが多いのに、そういった論戦がほとんどなかったのは残念に感じた。

 今回の自民党総裁選石破(鳥取)、(神奈川だが秋田出身)、森山(鹿児島)、二階(和歌山)高市(奈良)、麻生(福岡)、萩生田(東京)地方VS都市決選投票を争った闘いだったのだと感じている。

 

 京都府連でも高市氏が1位だったが、人口の多い京都市と南部は高市氏、石破氏は人口の少ない北中部でそこそこ票を獲得したのだろうと思う。

 私は、石破総理には「地方重視」の政策を進めてもらえると信じて応援したので「地方創生交付金の倍増」というニュースがまず出てきたことには心強く感じた。

 株価の下落相場師が儲け所を作っているだけなので、一時的なものだろう。

 

■自民党が勝って、地方に希望を!

 石破総理が総裁選での主張を変えて解散総選挙を早めたことが批判されているが、これは菅副総裁、森山幹事長からの進言によるものだろう。菅副総裁は最初からその考えだったので、その全面支援を受けた小泉氏も「早期解散」を訴えていたのだろう。

 石破総理は党内をまとめるために自説を封印し、菅副総裁や森山幹事長の意見に耳を傾けるしかなかったのだと思う。

 今の自民党内の政局では石破総理が「小異を捨てて大同につく」のはやむを得ない。

 総選挙を1カ月延ばすかどうかは、国民にとって、さほど大きな問題ではない。

 立憲民主党の野田党首は「石破総理は逃げた」と言っているが、予算委員会よりも選挙で論戦する方が注目度も高いと思う。

 むしろ、早く総選挙をやってもらって、「地方重視」の自民党と「都市重視」の立憲民主党の戦いに自民党が勝ち、国の政策が「地方経済と農林水産業の振興」「地方の人口減少阻止」「東京一極集中の打破」にシフトすれば、地方にも少しは希望が生まれてくるものと期待する。


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森林・林業活性化議連

2024年10月01日 | 京都府議会

101日㈫10月に入った。今年もあと3ヶ月。

 11時から京都造園建設業協会(山田豊久会長)との意見交換会に出席「猛暑が与える作業への影響について」という要望があったので、その点について少し質問した。

 今、京都府の「公契約大綱」について、制定から10年が経ったので、時代に合わせて大幅に見直したらどうか?と西脇知事に提案している。その際には「猛暑」「大雪」等への配慮も書き込んだらと思っている。

 

 12時半から議員団会議、13時半からは副委員長を務める文化力と価値創造に関する特別委員会(田中美貴子委員長)に出席。

 宇治市の茶屋「通圓」の24代目当主の通圓祐介社長同じく宇治市の京料理「辰巳屋」の8代目主人の左聡一郎社長お二人を参考人としてお招きして、「玉露」と「出汁」の試飲もさせていただきながら「地域文化の担い手」の活動について、お話を聴いた。

 辰巳屋の左社長土地柄、「抹茶料理」にも取り組んでおられて、6年前に政策調整会議の委員として「宇治茶振興条例」の制定に取り組んだ際にも、料理人の立場から宇治茶についてのご意見を聴かせていただいたことがある。久しぶりの再会だった。

参考:2018年11月26日blog「常任委員会と政策調整会議」

 

 17時45分から、京都府議会森林・林業活性化議員連盟(会長:四方源太郎)総会および意見交換会を開催した。

 京都府森林組合連合会の青合幹夫会長、京都府木材組合連合会の辻井重会長とそれぞれの役員の皆さん、京都府議会の石田宗久議長、京都府農林水産部の小瀬康行部長、建設交通部の西村祥一技監(建築)などとそれぞれの部の幹部の皆さんなど、多くのご来賓にも出席していただいた。

 もともとこの会は森林組合連合会との意見交換会だったが、私が6年前に会長に就任して、「府内産木材の利用等の促進に関する条例」を制定する際にお世話になった木材組合連合会の方々にもお越しいただくようにした。

 今年は初めて、農林水産部だけでなく、建設交通部から建築の技監にも参加していただいた。日本の木造建築の情勢や京都府での府内産木材活用の取り組みなども聴いた。城陽市の府営住宅「城南団地」は木造三階建てで建築しようとしてもらっている。

 川上:森林組合(林業、森林整備)、川中:木材組合(製材、木材チップ、バイオマス発電など)、川下:建設業(大工、設計士など)や市民を木が循環してこそ、川上の森林整備が進むのだと考えており、今後もその連携のパイプとなる議連でありたいと考えている。

 

 意見交換会の終了後は部屋を移して懇親会を行い、多くの皆さんとさらに自由闊達にお話をすることができた。

 京都泊まり。


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