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楽 吉左衛門

2006-02-08 23:06:02 | インポート

Raku 楽 吉左衛門1999-2005年春 創作

菊池寛実記念 智美術館 2月26日まで

素晴らしかった。茶碗に深山幽谷がある。そしてその奥に広がる世界がある。宇宙がある。

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東京都写真美術館で

2006-02-08 22:59:03 | アート・文化

Viet_1 Viet2_1

発掘された不滅の記録  

1954-1975

VIET NAM「ベトナム」

そこは、戦場だった。

写真は地下の展示室にあった。私の生きてきた時代である。フランスと第一次インドシナ戦争、ディエンビエンフーの壮烈な闘いを勝ち、独立国家として安定するはずだった。しかし共産主義からベトナムを守るという大義名分のもと、アメリカが介入、ベトナム戦争は民族を二分して泥沼化していく。いわゆる2大国の代理戦争のかたちで。

1975年、終結したベトナム戦争、第二次インドシナ戦争とも言われる、そして30年余、もう戦争を知らない世代も多くなってきている。

ベトナム戦争はニュースで聞いたり見たりしていたものである。しかもベトナム戦争の生々しい写真は大勢の命をかけた写真家達によって、戦争の現実として世界に映し出されたのだった。ベトナム戦争は何であったのか。多くの人びとが命を失い、多くの人びとが傷ついた。そして大地が破壊された。あの人達の死は何だったのか。ああいう時代に生を受けたのは運が悪かったと切り捨てることが出来るのだろうか。ベトナム戦争から私達はなにを学んだというのだろう。同じことは今なおアフガンやイランで行われている。

展示されてある写真の多くは何回も見ているものが多い。とはいえ、どれも、見るたびに心に焼き付けられる写真である。

強い衝撃を受けた。

Taro_1 2階展示室では岡本太郎の写真展が開催されていた。ものおじせず、まっすぐに対象に向かっていく太郎の視点がおもしろかった。マン・レイ、ブラッサイ、キャパ・・といったカメラマン達との交際など、1930年代のパリの話も実に興味深かった。企画としてはいいのだが。しかしベトナムの印象がとても強くて、悪いけど、太郎の印象は薄れてしまった。

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