チェルノブイリ原発事故から20年が経過した。
20年前、原発事故が起こったようだと言うニュースを放射能汚染につながらなければいいが、と心配しながら見ていた。はじめは正確にはわからなかった。次々と少しずつだが、被害状況も報道されるようになった。放射能汚染は拡大し、状況は極めて悪い。それを暗い気持ちで聞いていた。一番気になったのは、放射能汚染された国民の子孫のことだった。テレビの画面でしか知らなかったウクライナやベラルーシが自分の生活とつながってくるとは夢にだに思わなかった。むしろ当時はウクライナやベラルーシよりパレスチナに関心があった。
ベラルーシの子ども達を預かったのは1993年の4月。ほぼ1ケ月。