町民センターへ向かっているとき、ふと空高く飛んでいる小さな鳥の影を見た。目を凝らすと、数十羽の鳥が群れをなして、大きく回るように飛んでいる。なんだろう。上昇気流を探しているんだろうか。それにしてはもう高度があるな。飛び方はツバメみたいだが、いまこの季節にツバメはいないだろう。ムクドリも雲のようになって飛ぶが飛び方が違う。渡り鳥なんだろうか。家に戻るまで鳥たちの先回は続いていた。下の方をとんびがゆっくりと舞っている。大きさを比較すると、やはり大きな鳥ではなさそうだ。
眼科に16時の予約がしてあったので、久しぶりに電車に乗って、視野の検査に出かけていく。検査は16時ぴったりに始まった。一点を見つめながら、周囲に現れる白い光を感じたらスイッチを押すのだ。はじめは緊張していたが、なんとなく流れ星の流れるのを見つける気分になってしまって、面白がって目を動かしてしまった。はっと気がついて、また一点を凝視し始めたが、すでに遅し。ともかく検査の結果、右目だけが少し緑内障の気があるようだと判断された。明日から治療のため右目だけ目薬を差す。右目はカメラをのぞく目だから酷使していることはたしか。
ダウンを着て出かけたのだが、出掛けはちょっと重装備で恥ずかしいくらいだったが、日が落ちると寒くなった。ダウンは正解だった。
まだ蛹にならないイモムシが二匹、ケージの中にいる。室内だが、広い部屋で日が射さないし、空気が通るので寒いところだ。虫はじっとしている。寒いのかもしれないとストーブのついている居間につれてきた。新しい甘夏の枝を刺してやると、食べ始めた。やはり暖か糸ころの方がいいらしい。でも遅れてきた子はかわいそうだが、外に置いておいたら、死んでしまうのかも。早く蛹におなり。春を待てるようにね。