泡だて器がこんなに便利なのだから、使ってみれば他の道具も便利だろうと、戸棚の中にしまいっぱなしのニーダーを引っ張り出して、パンの生地こねに使ってみた。バターロールにバターを加えるとき、私はバターを溶かさずに手のひらの温かさでやわらかくして、もみこんでいく。だから機械でこのバターをもみ込めるかどうか分からないので、バターをもみこむまでは手作業でして、その後からニーダーを使ってみた。らせん状の棒が2本、生地にめり込んで行くだけ。こんなのでこねられるのかと思いながらも15分ほどまわした。生地を手にとってみると、きれいな生地になっている。なるほどね、機械はやっぱり便利なんだ、と、ニーダーもしまわずに手元につるした。でもそのあとも、いつものように、生地を手で空気が入るようにのばし、テーブルにたたきつけた。
もっともその後ドジをした。一次発酵のすんだ生地を1ケを36gとちゃんと量って整形しているのだが、眼鏡をかけずに量ったら目盛りを見間違えて、46gにしてしまった。手は覚えていて、36gに切り取るのだが、目が間違っているから、どうして今日は間違えるんだとぼやいた。しかし実際には手の方が正しく量っていたことになる。しばらくしていなかったのに、経験とはすごいものだ。
泡だて器のと一緒に入っていたのは、ニーダーの他にミキサーとチョッパー。なら試してみようと、チョッパーも取り出したまねぎのみじん切りをしてみた。1ケ目は上手にできた。これはいい。で、もう1ケたまねぎを大まかに切って入れてみた。たまねぎが大きかったみたいで、下の方しか回らない。で、上の大きな所を出したが、すでに遅しで、先のところは下ろし状態になってしまった。失敗、失敗。量を加減していればければいけない。にんじんとにんにくとピーマンも一緒に入れてかけてみた。これは手の方がきれいに切れる。初めてだからしかたがないが、たまねぎには便利だね。目が痛くならないだけでもいいよ。まっ、そのうちに使いこなすだろうけど。この間、脳学者が言っていた。包丁で皮をむくのと、ピラーでむくのでは、包丁でむく方が脳が活発に動くのだと、ボケ防止につながるとも。ウチの包丁は毎日のように研ぐから、良く切れる。やっぱり包丁を使おう。