朝いちばんで、議会事務局に電話をし、局長に礼を言った。そして電話を財政に回してもらった。礼を言いながら、真鶴町の一番新しい財政力指数を聞いた。「0.499」だという。「え~、0.5を割っちゃったの~」と思わず叫んだ。驚きを隠せない。「類似団体は変わった?私のころはⅡ-2だったけど」というと、「Ⅱ-2」は変わらないという。
財政力指数がすべてはないとはいえ、真鶴の未来は決して甘くはない。むしろ厳しい。将来的な条件を考えると、これからの財政運営は大変だろうなぁ、と思う。と、それを見据えた意識もなく、無定見に、おそらく勉強していないから、財政分析もできず、ただ自分たちの慾で簡単に値上げをしている議員たちに腹が立つ。
総務省は全国の市町村を「指定都市」「中核市」「特例市」「都市」「町村」「特別区」に分類し、さらに人口、産業構造などで細分化して、35のグループに分けている。その中で同じグループに属する自治体を類似団体という。
そのグループが、真鶴町は町村のⅡー2。Ⅱの2は72団体あり、神奈川県では真鶴町がただひとつ。Ⅱ-2が財政力が低いとか、そういった悪いイメージのものでは決してない。
http://chiiki-chienowa.net/04OLD-2/0002OLDexcelRUIJI-6(2-2).html
Ⅱは人口5,000~10,000のグループという意味である。減ったとはいえ、まだまだⅡだと納得。
何か比較しようとするとき、ともすれば同じ県内の町村と比べてしまうが、内容が(人口も財政力も)違うので、どうしても無理が出る。そういう点では同じグループの町村と比べると、自分の町を客観的にみられるという利点がある。比較するとき便利なのが総務省が発行している類似団体別指数表。以前は4年に一回、分厚い本が発刊されていた。値段も7000円と高かった。それを買っていたが、今ではネットで公開されている。おかげで、調べる方も、便利にもラクにも節約にもなっている。
http://www.soumu.go.jp/iken/ruiji/
類似団体リストⅡ-2の隣にⅡ-1がある。見ると、福島県矢祭町が入っている。矢祭町は議員報酬を日当にしたことで有名である。その後どうなっているだろう、野次馬でのぞいてみた。健全化率はすべて「-」、要するに赤字がないということ。実質公債費比率だけ「1.5%}。お見事!
ちなみに真鶴町も実質赤字比率と連結実質赤字比率は「ー」だが、実質公債費比率は「11.7%」将来負担比率は「168.7%」だ。
横道ついでに、矢祭の住民が書いたブログで、矢祭町が行った政策を見つけた。ウチの町だって、やれるんじゃないかな。矢祭町の財政力指数は0.27、だからこその取り組みといえる。
◎最盛期108人いた職員を83人にまで減らし、今後は50人体制への移行を考えている
◎7課を3課に減らす。グループ長は業務に精通していれば若手でもなれるし、課員に戻ることもできる。徴税課の係長は部下なしだったが、でも誰も手伝わない風潮があったが、グループ制にして助役以下みんなが手伝って恒常的に徴収できるようにした。滞納額が目に見えて減った
◎電話は空いてる人がとる。、トイレ清掃も自前、町長以外の当番制。お茶も自分で入れる
◎フレックス勤務。開庁時間を午前7時から午後6時45分。休日も午前8時30分から午後5時30分
◎職員の自宅を出張役場にした。近所の職員の家に行けば窓口業務を代行してくれる
◎商店会のスタンプや商品券で公共料金や税金の支払いができる
◎行財政核の進行と共に、町民は行政サポーターとなり、無償の公園掃除などをしてくれる
◎もったいない図書館。届いた本の多さに急遽1億8千万円かけて閉架書庫を作ったが、全国からいただいた45万冊の本の整理は全部ボランティア
◎議員定数を18人から10人に減らす
◎町長の給与を総務課長と同額にした。助役、教育長も総務課長と同額
◎議員の報酬を日当制にした。カネの問題で議員の魅力がなくなれば、勤め人でも主婦でも、本当にやりたい人が選挙に出ると考えている。選挙にカネがかからなくなる。職業をもちながら議員をやるのがいい。議員が家業になったらダメ。(ちなみに根本さんは家具販売業の社長さん)
◎合併しない宣言
◎誕生祝金。3人目を生んだら総計100万円。4人目150万円。5人目以上は200万円。2歳から11歳までに年5万円づつ50万円。それ以外を出産直後に支払うという。
◎ゼロ歳から3歳は保育所、4歳から5歳は幼稚園。保育料月1万1950円。幼稚園でも希望者には保育所と同じ時間まで無料で預かる
◎住基ネット接続拒否、議会で決定
◎介護保険料、全国で8番目の安さ
(註:根本さんは当時の町長、今は違う。現在、議員定数は10人になっている。)
仕事があるので中断するけど、まだまだつづくよ。
財政力指数がすべてはないとはいえ、真鶴の未来は決して甘くはない。むしろ厳しい。将来的な条件を考えると、これからの財政運営は大変だろうなぁ、と思う。と、それを見据えた意識もなく、無定見に、おそらく勉強していないから、財政分析もできず、ただ自分たちの慾で簡単に値上げをしている議員たちに腹が立つ。
総務省は全国の市町村を「指定都市」「中核市」「特例市」「都市」「町村」「特別区」に分類し、さらに人口、産業構造などで細分化して、35のグループに分けている。その中で同じグループに属する自治体を類似団体という。
そのグループが、真鶴町は町村のⅡー2。Ⅱの2は72団体あり、神奈川県では真鶴町がただひとつ。Ⅱ-2が財政力が低いとか、そういった悪いイメージのものでは決してない。
http://chiiki-chienowa.net/04OLD-2/0002OLDexcelRUIJI-6(2-2).html
Ⅱは人口5,000~10,000のグループという意味である。減ったとはいえ、まだまだⅡだと納得。
何か比較しようとするとき、ともすれば同じ県内の町村と比べてしまうが、内容が(人口も財政力も)違うので、どうしても無理が出る。そういう点では同じグループの町村と比べると、自分の町を客観的にみられるという利点がある。比較するとき便利なのが総務省が発行している類似団体別指数表。以前は4年に一回、分厚い本が発刊されていた。値段も7000円と高かった。それを買っていたが、今ではネットで公開されている。おかげで、調べる方も、便利にもラクにも節約にもなっている。
http://www.soumu.go.jp/iken/ruiji/
類似団体リストⅡ-2の隣にⅡ-1がある。見ると、福島県矢祭町が入っている。矢祭町は議員報酬を日当にしたことで有名である。その後どうなっているだろう、野次馬でのぞいてみた。健全化率はすべて「-」、要するに赤字がないということ。実質公債費比率だけ「1.5%}。お見事!
ちなみに真鶴町も実質赤字比率と連結実質赤字比率は「ー」だが、実質公債費比率は「11.7%」将来負担比率は「168.7%」だ。
横道ついでに、矢祭の住民が書いたブログで、矢祭町が行った政策を見つけた。ウチの町だって、やれるんじゃないかな。矢祭町の財政力指数は0.27、だからこその取り組みといえる。
◎最盛期108人いた職員を83人にまで減らし、今後は50人体制への移行を考えている
◎7課を3課に減らす。グループ長は業務に精通していれば若手でもなれるし、課員に戻ることもできる。徴税課の係長は部下なしだったが、でも誰も手伝わない風潮があったが、グループ制にして助役以下みんなが手伝って恒常的に徴収できるようにした。滞納額が目に見えて減った
◎電話は空いてる人がとる。、トイレ清掃も自前、町長以外の当番制。お茶も自分で入れる
◎フレックス勤務。開庁時間を午前7時から午後6時45分。休日も午前8時30分から午後5時30分
◎職員の自宅を出張役場にした。近所の職員の家に行けば窓口業務を代行してくれる
◎商店会のスタンプや商品券で公共料金や税金の支払いができる
◎行財政核の進行と共に、町民は行政サポーターとなり、無償の公園掃除などをしてくれる
◎もったいない図書館。届いた本の多さに急遽1億8千万円かけて閉架書庫を作ったが、全国からいただいた45万冊の本の整理は全部ボランティア
◎議員定数を18人から10人に減らす
◎町長の給与を総務課長と同額にした。助役、教育長も総務課長と同額
◎議員の報酬を日当制にした。カネの問題で議員の魅力がなくなれば、勤め人でも主婦でも、本当にやりたい人が選挙に出ると考えている。選挙にカネがかからなくなる。職業をもちながら議員をやるのがいい。議員が家業になったらダメ。(ちなみに根本さんは家具販売業の社長さん)
◎合併しない宣言
◎誕生祝金。3人目を生んだら総計100万円。4人目150万円。5人目以上は200万円。2歳から11歳までに年5万円づつ50万円。それ以外を出産直後に支払うという。
◎ゼロ歳から3歳は保育所、4歳から5歳は幼稚園。保育料月1万1950円。幼稚園でも希望者には保育所と同じ時間まで無料で預かる
◎住基ネット接続拒否、議会で決定
◎介護保険料、全国で8番目の安さ
(註:根本さんは当時の町長、今は違う。現在、議員定数は10人になっている。)
仕事があるので中断するけど、まだまだつづくよ。