先週、「ぶらたもり」で熊本城や水の町熊本の地質や歴史を見ていただけに、地震災害にはびっくり、と同時に加藤清正が念には念を入れて造ったあの堅固な熊本城も自然の脅威の前にはお手上げだったのか、とがっくり。
震源地近くの益城町、ここには熊本空港も高速道路のICもある。熊本市のベッドタウン的な人口の多い町だ。気の毒!
余震の数を数えながら、まだまだ収まらないのかなと不安を覚えている。すぐそばに活断層がいくつもある。
地震多発地帯の私たちは、地元のこういった地質もある程度は知っているが、九州は活火山を抱えている割には、地震は身近ではなかったのかも。
16日、またもや大きな地震。M7.3、今回の地震の本震だと発表されてた。しかも震源地が連続的に移動している。地下にナマズが何匹もいるようだ。
時間がたつにつれて、被害状況がわかってきた。う~ん、ひどい。
昨夜、YAHOO募金に協力しようとしたのだが、うまくできなかった。再度挑戦してみよう。
阿蘇があり、温泉地が広がってはいるが、それにしても活断層が多い。四国の佐田岬までつながっている。あそこには伊方原発がある。
◇ ネット記事から
住宅が点々と並ぶ神奈川県小田原市の東部。せみしぐれが響く緑深い丘に沿った坂道を下ると、左手に高さ3メートルほどの斜面が現れた。「地震で形成されたものです」。同行した名古屋大の杉戸信彦研究員(34)=自然地理学=が立ち止まり、続けた。「次に動くと、地盤がずれ、3メートルほどの新たな斜面ができる。突然、建物の1階が2階になってしまう感覚です」
神縄(かんなわ)・国府津(こうづ)―松田断層帯。静岡県東部と神奈川県西部にまたがり、複数の活断層があちこちの方角に延びる一帯だ。杉戸研究員とは、小田原市のJR小田原駅から北東へ車で30分ほど走ったところにある地区を歩いた。
国の地震調査研究推進本部(地震本部)の資料を見ると、付近には活断層が地中にあると書かれている。だが、活断層が動いてできたと思える危険な崖や急な斜面は見あたらない。
活断層がある場所のほぼ真上に立つ木造2階建て住宅に立ち寄った。近くで梅やミカンを栽培する柏木茂高さん(64)が家族3人と住んでいた。
「この辺の住民なら誰でも知っている」。柏木さんは淡々と語る。4代にわたって150年近く暮らしてきた。地震に備えて家具を固定し、飲料水も備蓄している。一方で、あきらめたように言った。「交通事故と違い、どれほど注意しても家の下で地盤がずれたら被害は防げない」
小田原市の北に隣接する同県大井町。町立の大井保育園から子どもたちの笑い声が聞こえてきた。
町によると、鉄骨平屋建ての園舎の一部が活断層の上にあるが、震度7の揺れに耐えられる造りになっている。避難訓練も毎月取り組む。それでも石渡正次園長(60)は「地割れした時のことを考えると、不安です」と話した。
断層帯は東海道新幹線と接し、相模湾に近い丘陵のトンネル付近で交差している。「この丘は数万年の間に地盤が数十回ずれて隆起したとみられます」と杉戸研究員。内陸側では東名高速道路とも交わる。地震本部の調査では、断層帯は地盤が最大3メートルずれる可能性があるが、JR東海と中日本高速道路は「特別な備えはしていない」という。
杉戸研究員は「列島を線状に走る道路や線路が活断層と交わるのは避けられない。地震による寸断に備えた代替路の確保が復旧を素早く進めるために欠かせない」と指摘した。(中川文如)
■新幹線と交わる活断層62カ所
活断層帯と交わるのは新幹線が25カ所、高速道路は121カ所――。芝浦工業大の岡本敏郎教授らが「活断層詳細デジタルマップ」(02年発行)と線路、道路の位置を重ねて調べたところ、こんな現状が分かった。
活断層帯は複数の活断層からなる。岡本教授らによると、新幹線と一つの活断層が交わるのは62カ所、高速道路では東日本で119カ所、西日本は297カ所に上る。
活断層対策について、JR東日本、西日本、九州は新幹線の高架やレールの補強、脱線しても大きく逸脱させないシステム構築などをしているが、地表のずれへの対応はないという。東日本高速道路も揺れへの対策だけという。
地震の揺れをめぐっては、以前から建物や橋などを強くする耐震工学の研究が進んできた。一方で、地表のずれに対しては、大きな被害が出た1999年のトルコや台湾での地震後、対策の必要性が認識されるようになった。取り組みは始まったばかりだ。(瀬川茂子、小坪遊)
◇
〈神縄・国府津―松田断層帯〉 静岡県小山町から神奈川県小田原市へ南東に25キロ以上延びる複数の活断層の帯。国の地震調査研究推進本部によると、最後に起こした地震は12~14世紀前半。今後30年以内にマグニチュード7.5程度の地震が起きる最大確率は、約100ある主要活断層の中でも高い16%。神奈川県が09年に出した被害想定では、同県内だけでも約1500人が死亡し、建物約33万棟が全半壊する。
震源地近くの益城町、ここには熊本空港も高速道路のICもある。熊本市のベッドタウン的な人口の多い町だ。気の毒!
余震の数を数えながら、まだまだ収まらないのかなと不安を覚えている。すぐそばに活断層がいくつもある。
地震多発地帯の私たちは、地元のこういった地質もある程度は知っているが、九州は活火山を抱えている割には、地震は身近ではなかったのかも。
16日、またもや大きな地震。M7.3、今回の地震の本震だと発表されてた。しかも震源地が連続的に移動している。地下にナマズが何匹もいるようだ。
時間がたつにつれて、被害状況がわかってきた。う~ん、ひどい。
昨夜、YAHOO募金に協力しようとしたのだが、うまくできなかった。再度挑戦してみよう。
阿蘇があり、温泉地が広がってはいるが、それにしても活断層が多い。四国の佐田岬までつながっている。あそこには伊方原発がある。
◇ ネット記事から
住宅が点々と並ぶ神奈川県小田原市の東部。せみしぐれが響く緑深い丘に沿った坂道を下ると、左手に高さ3メートルほどの斜面が現れた。「地震で形成されたものです」。同行した名古屋大の杉戸信彦研究員(34)=自然地理学=が立ち止まり、続けた。「次に動くと、地盤がずれ、3メートルほどの新たな斜面ができる。突然、建物の1階が2階になってしまう感覚です」
神縄(かんなわ)・国府津(こうづ)―松田断層帯。静岡県東部と神奈川県西部にまたがり、複数の活断層があちこちの方角に延びる一帯だ。杉戸研究員とは、小田原市のJR小田原駅から北東へ車で30分ほど走ったところにある地区を歩いた。
国の地震調査研究推進本部(地震本部)の資料を見ると、付近には活断層が地中にあると書かれている。だが、活断層が動いてできたと思える危険な崖や急な斜面は見あたらない。
活断層がある場所のほぼ真上に立つ木造2階建て住宅に立ち寄った。近くで梅やミカンを栽培する柏木茂高さん(64)が家族3人と住んでいた。
「この辺の住民なら誰でも知っている」。柏木さんは淡々と語る。4代にわたって150年近く暮らしてきた。地震に備えて家具を固定し、飲料水も備蓄している。一方で、あきらめたように言った。「交通事故と違い、どれほど注意しても家の下で地盤がずれたら被害は防げない」
小田原市の北に隣接する同県大井町。町立の大井保育園から子どもたちの笑い声が聞こえてきた。
町によると、鉄骨平屋建ての園舎の一部が活断層の上にあるが、震度7の揺れに耐えられる造りになっている。避難訓練も毎月取り組む。それでも石渡正次園長(60)は「地割れした時のことを考えると、不安です」と話した。
断層帯は東海道新幹線と接し、相模湾に近い丘陵のトンネル付近で交差している。「この丘は数万年の間に地盤が数十回ずれて隆起したとみられます」と杉戸研究員。内陸側では東名高速道路とも交わる。地震本部の調査では、断層帯は地盤が最大3メートルずれる可能性があるが、JR東海と中日本高速道路は「特別な備えはしていない」という。
杉戸研究員は「列島を線状に走る道路や線路が活断層と交わるのは避けられない。地震による寸断に備えた代替路の確保が復旧を素早く進めるために欠かせない」と指摘した。(中川文如)
■新幹線と交わる活断層62カ所
活断層帯と交わるのは新幹線が25カ所、高速道路は121カ所――。芝浦工業大の岡本敏郎教授らが「活断層詳細デジタルマップ」(02年発行)と線路、道路の位置を重ねて調べたところ、こんな現状が分かった。
活断層帯は複数の活断層からなる。岡本教授らによると、新幹線と一つの活断層が交わるのは62カ所、高速道路では東日本で119カ所、西日本は297カ所に上る。
活断層対策について、JR東日本、西日本、九州は新幹線の高架やレールの補強、脱線しても大きく逸脱させないシステム構築などをしているが、地表のずれへの対応はないという。東日本高速道路も揺れへの対策だけという。
地震の揺れをめぐっては、以前から建物や橋などを強くする耐震工学の研究が進んできた。一方で、地表のずれに対しては、大きな被害が出た1999年のトルコや台湾での地震後、対策の必要性が認識されるようになった。取り組みは始まったばかりだ。(瀬川茂子、小坪遊)
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〈神縄・国府津―松田断層帯〉 静岡県小山町から神奈川県小田原市へ南東に25キロ以上延びる複数の活断層の帯。国の地震調査研究推進本部によると、最後に起こした地震は12~14世紀前半。今後30年以内にマグニチュード7.5程度の地震が起きる最大確率は、約100ある主要活断層の中でも高い16%。神奈川県が09年に出した被害想定では、同県内だけでも約1500人が死亡し、建物約33万棟が全半壊する。