肌寒い

半袖ではさすがに寒い。そこでごそごそやって長袖のブラウスを引っ張り出した。それでも寒い。チョッキを着た。午前中は鴨宮まで行ってきた。酒匂を渡りながら、今年はアジサシに合わなかったなと覗いていたが鳥の姿は全然見かけなかった。小田原あたりまでは濁水で海の色が変色していないから、昨日の雨量はたいしたことはなかったと見える。


紅茶専門店で、ウバを買おうと思ったら、ほしいのがなくて来月にした。かえり、息子がダージリンで紛争が起きて、ダージリンティが品薄だと言っていたので、家に帰って調べてみた。そもそもは西ベンガル州の言葉をベンガル語にするという方針に、ゴルカ人たちが抗議をして、ゼネストを始めたのが混乱の始まりだった、と説明があった。ゴルカの人々は、ネパール系住民の新州ゴルカランド設立を要求して、ゼネストに突入。ただしダージリンではセカンドフラッシュ（夏積み茶葉）の摘み取り時期だったので、大騒になってしまったようだ。ダージリンの美味しさはセカンドフラッシュにあると言ってもいいようだ。春積み茶葉はファーストフラッシュと呼ばれている。

今年のセカンドフラッシュの収穫は望み薄来年度分の需要には追いつかないので、値上がりは必定とのことだった。ゴルカ、と言うと勇敢なるゴルカ兵を思い浮かべるが、どうしてダージリンにゴルカの人たちがいるのだろうと、調べてみた。先ず、無知だったことは、ゴルカ（またはグルカ、英語読み）族と言う民族は存在しない、ということだった。ゴルカとはネパール王朝のことであり、しいてはネパールそのものの意味だった。ついでだからネパールの歴史も読んだ。ゴルカ王朝が出来たのは15世紀。勇敢なるゴルカ兵とは山岳民族から選ばれた兵士たちのことで、白兵戦にはとても強かったようだ。イギリスが雇用していたのだが、ネパール人と言うところゴルカ王朝からゴルカの人々とよんだのがゴルカ兵の名の由来のようである。ダージリンティが不足すると、紅茶愛飲家たちは困るだろうな。紅茶だけなら、ケニアもスリランカもその他の国々でも生産しているが、嗜好品だからな。私はダージリンはあまり飲まないけど。、