goo blog サービス終了のお知らせ 

Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チョコレート

2005-02-05 18:12:24 | 

チョコレートは食べないわけではないが、身近になくてはならないほどのものではない。要するに、あんまり好きではないと言える。それにひきかえ、連れ合いはチョコレートが好きで、たいてい冷蔵庫に板チョコが入っている。子どものころの刷り込みらしく、入っているのはハーシーの板チョコである。先ず私は食べない。娘もチョコレートが好きである。だから以前はよくヨーロッパからのお土産にチョコレートを買ってきたものだ。

チョコレート・ケーキはよくつくる。得意である。
お菓子の材料としてのチョコレートはビター、スウィート、ミルク、ホワイトの4種類のチョコレートは常備してある。
先日、水あめを買ったので、思い出して生チョコをつくった。口溶がいい。やっぱり自分でつくったものは美味しい。自画自賛。
今日はグランマルニエを加えた、次にラムで作ろう。いつもお酒をいろいろ代えてつくる。
そういえば2月はバレンタイン。チョコレートがまた騒がれる。もっともこのバレンタインのチョコレートはメリーが作り出したものだそうだ。

チョコレートの原料はカカオ。カカオの学名はテオブロマ・カカオで「テオブロマ」はギリシャ語で、「神さまの食べもの」の意味である。かつてはごくごく限られた階級の人しか口にできなかったものである。

カカオは赤道をはさんで南北緯度20℃以内の、年間平均気温が27℃以上、高温多湿の地方でしかできない熱帯植物である。
起源は中米メキシコ説とか、南米アマゾン説などあるが、ここら当たりに自生していた植物のようだ。

カカオは木の種類、土壌、気候、カカオ豆の醗酵の仕方などによって味が違う。南米では昔ながらにバナナの葉に包んで1週間醗酵させる。

大きく分けてカカオの木の種類は3つある。

○クリオロ種 
中央アメリカ、メキシコ、ベネズエラ、に有史以前からあったもの。香はいいが、病害虫に極めて弱い。
カカオ豆を栽培してはじめてヨーロッパに輸出したのはベネズエラだったので、「自分の国のもの」という意味でこの名称がある。したがって、クリオロ以外は「外国のもの」とよばれることになる。生産量は少ないが貴重にされている。

○フェラステロ種
アマゾン流域。「外国のもの」という意味。香は少ないが病虫害にはきわめて強い。カカオ豆生産の主流になっている。

○トリニタリオ種
トリニダードで交配されたもの。ブレンド豆として使われている。

現在生産国は19ケ国。
これにもコーヒーや砂糖、紅茶と同じような悲しい歴史がある。

アステカを滅ぼしたコルテスは時のアステカ王からココアを貰って飲み、その効果に感激。部下たちにも疲労回復として飲ませている。これがスペインにもたらされ、1526年にはスペインはトリニダードにカカオ・プランテーションをつくり栽培を始めている。スペインではまだ豆をすりつぶした、どろどろの飲み物として利用されていた。スペインのトロサから製法がフランスのバイヨンヌにもたらされ、その後、バン・ホーテンが改良し、これにミルクを入れたのはスイス人である。

カカオをヨーロッパ人が発音できなくて、コウコウと言っていた。ココアからチョコレートとなったと昔、英語の先生から教わったが。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。