12月1日までなので、今日しか空いていない。そこで「光悦 桃山の古典」展を見に、上野毛まで行ってきた。幸い日差しも暖かかった。それこそ久しぶりに東横線に乗った。前に座っていた高校生が席を譲ってくれるというのを、窓から外を見ていたいからと断って、きょろきょろ窓外を眺めていた。窓から見る景色はすっかり変わっていた。
上野毛駅をおりて、広い道を横切りながら、この道、大森から東名に行く時、いつも走っていた道だと気がついた。そう、美大の前を通るこの道。
五島美術館は閑静な住宅街にある。展覧会は終りに近いせいもあり、ごった返していた。わがままいっちゃいけないが、こんな人ごみで美術品の鑑賞なんて、とてもできない。それでも人ごみの中から、ひとつひとつ作品を目に焼きつけるようにじっと眺めてきた。これだけの名品を一つ一つ尋ねるのは大変。特別展はありがたいことなのだ。
ほとんど人のいないサンリツ服部美術館で、いい雰囲気で、十分不二山を堪能できたのは何ともラッキーだった。
ここも広いすてきな庭がある。斜面を利用しているので、ひとまわりしたら、疲れた!どちらかと言うと、庭は根津美術館の方が好きだな。