4月、それも半ばだと言うのに、暖かかったり、寒かったりと陽気は定まらない。ヤエザクラは散り始めた。
4月18日
風呂場のオオヒメグモの網が目立つようになった。そこでカメラを持って、風呂場に出向いた。目の前の一番大きなオバサンが虫を捉えた様子。で、レンズを近づける。レンズをのぞくには、メガネは邪魔。そこで頭の上に乗せた。クモに近づきピントを合わせていると、ふいに頭に乗せ掛けてあったメガネが落ち、しかもクモを直撃してしまった。もちろん網も無残に壊された。
クモは石の上に横になっている。つぶれたようではないけれど、復活できるかどうか。かわいそうなことをしてしまった。
あとのチビたちを撮ってみた。
4月19日
トイレの天井に動いている小さなクモ発見。ハエ叩きにつけてつれてきた。記念撮影。体長3mm。
みるかし姫さんが教えてくれた。クモは「センショウグモ」の♂。
「他のクモを捉えて食べるクモ食いのクモです。前脚がとても長くて長い棘が生えているのは、相手のクモの反撃をうまく封じて捕まえるための武器のようです。
「戦捷蜘蛛」の名は、日露戦争勝利から名づけられました。韓国名では「解放グモ」という名がついています」
センショウグモの名前は初めて聞いた。さっそく原色クモ類図鑑とフィールド図鑑でセンショウグモを調べてみた。ヒメグモ科なんだ。「クモを食べるクモとして最も有名。他のクモの網に侵入し、その主を攻撃し、捕食する」とある。体長4~5mm。日露戦争の勝利から名づけられたとすると、その頃見つけられて命名されたってことだろう。とすると、Ero japonicaっていうのは、日本の固有種ってことなんだろうか。
原色クモ類図鑑には「山地の草間、低木の間、崖下などに住む」とあるが、ここはそういう環境なんだろう。
一見、華奢に見えるんだけど。部屋に放してしまったけど、よかったかなぁ??
4月22日
小雨。玄関の脇においてあるコチョウランの葉にクモが網をかけた。網の様子は見ないが真ん中にクモがいるのは分かる。ゴミグモだね、と言いながらカメラを持ってきた。風で揺れるので見難い。うん、そうだ。
4月24日晴れ
外に出てまわりを見ると、オオヒメグモの網が目立つ。ウサギ小屋のブッシュに、おや、水平網だ。もしかして。そうだ、チュウガタシロカネグモだ。体長は5mm。みんなそろそろ活動開始なんだね。
ストロボなし。
3枚はストロボをたいた。赤いのは餌。
お尻から、ストロボなしで。餌は先の方についている。
何か口にくわえてさかんに食べている。ストロボをたいたら、シロカネ、ご機嫌を悪くして葉っぱに移動してしまった。 蛇足だけど、シロカネさんを撮るのに、地面にべったりと座った。そのうちお尻の辺りがなんか冷たくなった。立ち上がって見ると、下のコンクリートがぬれていた。気が着かないで座ってしまったのだ。まぁ、いいや着替えは写真が終わってから。
オオヒメグモの獲物。クモが獲物を動かすので焦点がなかなか合わない。