Cogito

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2012-02-11 11:40:12

2012-02-11 11:40:12 | インポート

シリアの政府軍攻撃による市民の死者の数が増えている。胸が痛む。あの国を車で走り抜けたといった方がいいような旅だったが、人懐っこく、明るい顔をしていた人々の姿が思い出される。攻撃の中心となっているホムス、近くにハマがある。地図を広げ、場所を確認している。英語版のアルジャジーラは日本の報道とほぼ同じ。アラビア語のアルジャジーラを見たいのだが、公式サイトの動画はなくなってしまったみたいだ。ニュースを開けてみたが、アラビア語ばかり。アラビア語は分からないし、地名も読めないからまったくお手上げ。数字は読めるよ、でも、文字はアレフだけしかわからない。

                                                         

真夜中のサイエンス ゼロ。今日のテーマはニュートリノの光速を超えた、というニュースを取り上げている。実に興味があるので待っていたのだ。OPERAという実験グループが、スイスのCERNからイタリアの研究施設まで730km、ニュートリノを飛ばして計測した結果、光の速度より1億分の6秒、ニュートリノの方が速かった、というのである。実験は1万5千回も繰り返し、誤差の検証に半年をかけ、誤差を見つけられなかったので、発表したものだ、という。スタッフも、施設も、実験の様子も紹介していた。

                                                         

ニュートリノが光速より速いというのは、素人には、光速を超える物質は無い、という相対性理論が覆されるのではないかという興味がある。となったら、現在の物理学の基盤が崩れる大事件だ。当然ながら、この実験結果に対する否定的な理論も紹介していた。実験は光とニュートリノを同時に競争させたものではない。超新星爆発のとき、地球に届いた光とニュートリノは同じだった。もしニュートリノの方が1億分の6秒速いとなれば、ニュートリノが届いて光が届くには4年の差がなければならない、という矛盾などが取り上げられていた。

                                                         

ニュートリノの研究は、相対性理論もさることながら、ビッグバンの時には物質、反物質が存在していたが、反物質が消滅して宇宙に物質だけ残ったのかも検証できるのだという。へ~、おもしろいなぁ。小さな素粒子が宇宙を解明していく。そしてその一方で、その宇宙の、素粒子みたいな人間たちのおろかな殺し合い。エネルギーの法則から言えばどういうことになるんだろうねぇ。

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カレー

2012-02-05 11:55:06 | 

毎日寒い。一昨日は外の水道が凍った。水飲み場の水が凍って、鶏では氷が割れなくて困っているのを見て、氷を割り、水を入れてやろうとしたら水道が凍っているのに気がついた、という。家の中ではそんな状況はなかったが。そして笑いながら、Papasanがご飯を取りに来た。いつも夜のうちにご飯を餌台に乗せておくのだが、それが凍って冷凍ご飯になって、スズメが食べられなくて餌台の周りに群れているというのである。へ~、久しく、霜柱も見ていない。氷が張っても数ミリ程度だ。水道管が凍るなんてついぞなかった。昔は凍らないようにテープを巻いていたものだったが。いつにない強い寒波がここまでお出まししたのだろう。招かれざる客だね。

                                                         

ここ、続けてカレーを作った。普段私のつくるカレーは3種類。ポークとチキンとビーフ。ポークカレーは親から教わった作り方に(小学生のころから作らされていた)私がアレンジしたもの、ポークの角切りに一般的なジャガイモやニンジンの入ったもの。トマトやミルク、あればリンゴも使う。小麦粉をルーに使うつくり方は、イギリス経由で日本に入ってきたものだ。チキンはインド風。ビーフはまたつくり方が違う。

                                                         

去年、カレー粉が終わってしまった。いつもは問屋さんで1kg入りのイギリス製のカレー粉を買ってきていたのだが、在庫切れだった。そのうち入るだろうと、ならカレーはなしと、カレーを作ることがなかった。                                               

                                                         

新年会に小田原へ電車で行ったので、小田原駅の成城・・でカレー粉を探した。インデアンカレー粉があった。子どものころ、このカレー粉を使っていたのを思い出した。それを買った。と言っても棚にはそれ一種類しかなかった。カレー粉を使う人が少なくなっているのだろう。カレーは国民食になっているが、カレー粉や香辛料を使ってカレーを作る人は少ない。逆に、私は市販のカレールーを使ったことがない。使わないから、何が添加されているのか読んだこともない。

                                                         

カレー粉が代わると香りが当然ながら変る。メーカーによって香辛料の配合が違うからだ。もちろんカレーに配合されている香辛料の多くは単品で常備してある。だから補うことは出来る。ときどきお手製のカレー粉を貰うことがある。香辛料の違いもあるが、粉にするときの仕方が粗いので、舌触りが悪い。で、カレー粉は買っている、が、香辛料の配合で、結構好き嫌いは出てくる。カレー粉ならどれでもいいというわけではない。ガラムマサラもそう。メーカーによって好き嫌いは出る。

                                                         

まずはポークカレーをつくった。大きめにきった豚(部位は肩ロース)に塩、コショウ、カレー粉をまぶしておく。たくさんの玉ねぎの薄切り、みじん切りしたニンニク、ショウガをいっしょに鍋に入れ、じっくり炒める。これにワイン、トマトジュース、トマトの水煮を入れ、ニンジンも入れて煮る。このときトマトの酸を中和させるために少し砂糖を加える。トマトの水煮はふらの産の水煮を使っているのだが、なにを勘違いしたのか、Papasanがイタリア製の缶詰を買ってきたのでそれを使った。表示を見るとクエン酸が添加されている。添加されているクエン酸の味は好きでないのだが。豚肉を油で焦げ目がつくくらいに焼き、鍋に入れる。アクをとりながら玉ねぎが溶けるまで弱火でじっくり煮る。肉も溶けるぐらいの柔らかさ。さいごに大切りのジャガイモを加える。ジャガイモが柔らかくなったら、カレー粉と薄力粉をフライパンで香りが立つように炒めたものを、ふるいでこし、牛乳で伸ばして加える。塩、バター、しょうゆ、さらにガラムマサラを加えながら味付けをする。2時間以上はかかる。

                                                         

ところがカレー粉を炒めても鮮烈な香りがしないのだ。どうも鼻風邪をひいてしまったせいらしく、鼻が利かないのだ。にもかかわらずカレー粉が変ったせいにして、いつになく香辛料を足した。注文日に出したので、味見だけで出来上がったカレーを自分は食べることもなかった。で、もう一度つくった。

                                                         

今度はチキンカレー。これはインド風。

まず、大きめの鍋に手羽や手羽先とありあわせの野菜をいれ、ストーブにかけ、スープを取っておく。同様にチキンには塩、コショウ、カレー粉をたっぷりまぶしておく。玉ねぎ、ニンニク、ショウガはみじん切り。今回は大量なのでチョッパーで処理した。短時間で出来たが、古い人間には包丁で刻んだ方が大きさが揃うのと、水分が出ないので、玉ねぎの甘さが出るような気がする。これらをじっくり色がつくくらいまで炒め、トマトジュース、スープ、ガラムマサラ、唐辛子、コリアンダ-、クローブをいれ大なべに移して煮込む。しばらくして、これに焼き目をつけたチキンを入れていっしょに煮込む。やはり2時間以上はかかる。

ちょっとスープが多かったが、そのせいか、ご飯ののど越しがよくて、たくさん食べてしまった。うん、美味しい。一晩おいたら、にこごっていたので、ジプロックに小分けしていれ、冷凍した。Papasanのお昼用だと。

インデアンカレー粉、これでいいにしよう。

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強風

2012-02-01 19:57:55 | インポート

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「海辺の途中で」で飼われている。輸入物のロシアのチョウゲンボウ。友人から貰ったのだそうだ。かわいい。コンデジで。次はカメラを持って会いに来るよ。

                                                          

2月の初日。陶芸の申し込みやら、会計やら、仕事がある。めずらしく歩いて町民センターに行った。仕事を済ませ、2階で展示されている三宅克己さんの展示を見た。ガラスケースに入っているので、ガラスから展示物まで距離がある。この距離は老眼には見えない距離。メガネをかけてもはずしても見えない。担当に、老人が多いから、展示の配慮をしないと読めないよ、と実際に字を読んで、字が読めないんじゃないよ、見えないんだよ、と教えてきた。ここに限らず、陳列棚までの距離で、見えないことが多い。たいていガラスに額をぶつける羽目になる。三宅さんに関しては知っているし、画集も持っていることだし、強いて読む必要はないけれど、とも。

                                                         

食事会を12時に予約してあるというので、海辺の途中というカフェ・レストランに出かけていく。足が達者な人たちは先に行ってしまったので、遅れて二人、あっち見たりこっち見たりしながら行く。尻掛入り口を半島に進むと、前から強風が押し返す。その恐ろしいまでのすさまじさ。なかなか前へ進めない。悲鳴をあげながら崖につかまりながら行く。連れのMさんと比べると体重は私の方があるのだが、歩いていないので、足裏にかかる力が違うのだろう、風に体をとられるのは私の方だ。半島の入り口部分だとはいえ、4年ぶり。あら、もとのマンション?ホテル?噂の何とかさんがすんでいた跡ね。

                                                                                                                                                               

やっと着いた。

店内には階段を上ってはいる。昼時だからか、客が多かった。2階はレストラン、3階はギャラリーになっていた。でも、海鮮料理が多くて、魚が好きでない私には食べるものがない。ハヤシとカレーがあったが、こういうものは先ず食べない。カレーは作ったばかりだしね。仕方がないので生ハムのサラダと、マンゴのスムージーを頼んだ。オーナーがいたので、私の食べれる料理もメニューに加えて、と頼んできた。スムージーはいける。これだけ飲んでもいいかな。

                                                                                                                                                          

入り口のベランダ部分に写真のチョウゲンボウがいた。鳥好きの私には何よりもの出会い。カメラを持って、もう一度来るよ。でも、もう歩いてはこないけど。私には遠足だ。風に構えたし、歩き方も悪かったんだろう、腰が痛いよ。

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