朝から音立てて雨が降っている。ゴミ捨てはpapasanの仕事だったが、苦しいとわめくし、私が行ってしまった方が楽なので袋を持っておきに行く。ご近所さんとご挨拶。教室のあたりで何か規則正しい音に気がついた。何かな?木の下に伏せてあるバケツに雫が垂れて、ぽつぽつと音を立てていたのだ。へ~、いいね。「雨だれが落ちている、目を閉じて耳すまし、聞いてると楽しいね、ピアノ弾く音だよ~」なんて口ずさみみながら家に戻った。
それからがまた大変。「ゴミは捨ててきたから、起きてご飯を食べなさいね、そして薬を飲んで、また寝ればいいでしょ」「はい」と返事はよかったけど、一向に起きない。「おい、自殺を選択したの?それならそれでかまわないけど、こんなことで衰弱して死んだら、私が自殺ほう助になっちゃうかな」というと「自殺ほう助になる」と本人。笑えるよ。「そんなことで私が罪になるんてごめんだよ。さっさと起きてご飯を食べろ!」と怒鳴ったけど、一向に起きない。そこで朝倉さんに電話して、「ご飯を食べないから、薬をのませたものかどうか」聞くと、「ご飯を食べなければ、薬は飲まさないでください」と。「昨日は夜の7時まで飲まず食わずで寝ていた。7時に起きてクレープを食べ、牛乳を1ℓ近く飲んだ。今日もまだ飲まず食わず。どうしたもんでしょうね」というと「救急車を頼んで市立病院へ連れて行った方がいい」と。救急車で行けというのは、早めに見てもらえる糖配慮かも。でも救急車は嫌だな、なんてたって、救急隊員たちに悪い。あの人たち、医師の診察が始まるまで待機しているんだから、申し訳ない。置いたらさっさと帰れればいいんだけど、おそらく医師に引き渡して確認を取るのが規定なんだろうが。緊急入院したら、緊急病棟に入れくれたが、しばらくして転院を言い渡された。その紹介で湯河原病院へ移ったのだった。だから救急車では行きたくない。
papasanに、朝倉先生が救急車で小田原へ行けと言っているよ、というと。行きたくない、という。なら起きてご飯を食べろ、というと、起きるという。でも起きない。困ったこっちゃ。