お昼、私が仕事に行く前、ベッドの上に集う猫たち。
はじめ殿モンが寝ていて、後からビーも来た。
1月21日、今シーズン初の雪がふり積もった。
次の日は晴れたので、まだ雪の残る庭に出て、
洗濯物を干していると、
久しぶりにビーが脱走。
いのししの如く駆け抜けて行った。
あんまり楽しそうで、
うちの庭に戻って来ても、
無理に連れ帰る気になれない。
「ビー、おうち入ろうよ、寒いよ」
ビーは私のことなんてまるで無視して、
耕してやわらかくなった土の上でオチッコ。
さらにハイになってお隣の庭に駆けていった。
大興奮の末、ほどなくして自分でうちに戻ってきた。
よかったね。雪は冷たいでしょ、ビー。
楽しくて軽くて、いい感じ。
ウッディ・アレンの映画はいつもそうだけど、今回は特にいい感じ!
もう一度見たい。
笑いどころも多くて、
見た後の「ちょっと幸せ感」もいつも以上のような気がする。
邦題に「ニューヨーク」とあるけど、
描かれる人々の人生は、東京にいる私や私の周りの人々と、
なんら変わらない。
C「深沢七郎を読んでるときみたいな」ヤーマン感。
クリスティーナ・リッチの役どころは、
もう一人の自分を見てるような感じ。
なかなか社会的には受け入れられない立ち位置だけど、
素直に楽しく生きている。
社会性を放棄して、やりたいようにやってる身にとって、
こんな映画を見ると、心からホッとする。
私だけじゃないんだなぁ~、と。
C「あたしたちは、クリスティーナ・リッチの皮をかぶったウッディ・アレンってことだよ」
ウッディ・アレンの出てるシーンは、ずっと笑いっぱなし。
ロンドンに行っても、こんな映画を撮り続けてね、オイサン。
こんな写真ものせちゃう
用賀のカフェ。オムライス、カプレーゼ。
トマトの甘さとビタミンがしみる。
冬なのに、
二人そろって脳ミソから花が咲きそう。
ドライなメールの話、マルホランドドライブの話。
心を取り戻したC、「らららが今日で22日目!」
「だからそんなの数えなくていいよ。まぁ今まで長くて3日だったもんね」
「あんたも今回12月入ってからだから…、長いよね」
「人のことも数えなくていいから! …じゃあ、軍団は脱退?」
「それはわかんないよ。軍団は軍団でほら、あたしだし」
「上海行くかもしれないね」「行くかもー!」
ふーっと煙草の煙。
「行かない。上海には行かないよ! 猫とあんたを置いて…」「ふふっ」
「まぁ、1年後のあたしがなんていってるか」
「1年後とはいわずとも」
「3ヶ月後なんていってるか」「いや、1週間後か」
「私はkeep dry,and romanticでいく」
「それっていい男?」
「あー、最近誰かにもいわれた」
「伊代?」
(伊代は同期で入った女将候補)