なぎのあとさき

日記です。

白い海

2008年07月08日 | お散歩
猫が家の中で行き倒れ、
そこらじゅうで伸び出した。

白と桃色のラバテラの花が一度に咲いた庭で、
猫のトイレ掃除をするだけで汗だく。
ああ、夏が来た。

高速の夾竹桃は、白も濃桃もすでに満開。
鎌倉に着く頃、空が曇って空気が冷え、
海の蒸気が山のほうまで流れている。
稲村ガ崎につくと、海から白いミストが立ちのぼり、
白い空とつながっている。
水平線どころか、少し先も霧の中で、
波打ち際だけがぼんやり見える。

中上「重力の都」読了。
夏のビーチでも読書がはかどるくらい、
オモローな本だった。
山あいの緑を揺らす風のような、
とめどない欲望と愉楽。
谷崎は男がMだけど、
谷崎に捧げたというこの連作は男がSな感じ。

でかい犬が、突然私に向かって走ってきて、
シートやサンダルに砂をベシャッとかけて去って行った。

八幡様の蓮を見に行くと、
境内に白い風船がいっぱいゆらゆらゆれていて、
なんともシュールな眺め。
風船は、小さな重しで根元を固定されていて、
風船の中には豆電球みたいな灯りが見える。
それが、ひっきりなしにあちこちでバンッと音をたてて割れていて、
ますますシュールだった。

蓮はまだ咲いていなかったけれど、
大きな蕾が上がり、それだけでも見ごたえ十分。
本覚寺もまだ咲いていなかった。

帰りはイケアに寄り、アイロン台、バスマット、
クッション、ハンガー、イグサのレジャーシートなど購入。
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